1 くつろいでいたら・・・
この前の事件で疲れていたデカゲロはこの日もコーヒーを飲んでいた。なかゲロも、大好きなコーラを飲んでいる。メガゲロはカプチーノを飲んでいる。
「今日はゆったりと喫茶店でも行こうかな。」
「いいですね!」
二人も行きたかったみたい。
「じゃあ行こ・・・」
プルルルル!!
いきなり電話が鳴りました。三人は口をぽかーんとあけている。三人とも、あぜん。仕方なく電話をとると・・・
『あめゲロです。えっと。うちの妻の紅が、なんか・・・帰ってくるのが遅いんです。もしかしたら浮気?と思って電話しました。よろしくお願いします。』
2 調査開始
デカゲロはやっぱり喫茶店に行くことにした。あれあれ?調査は?すると、偶然紅が現れた。なんと、別の男性といっしょだ。デカゲロは決定的証拠を残さなかった。デカゲロは、二人の様子をカメラでパチリ!何枚も何枚も撮った。一方、なかゲロたちは・・・?なぜかドリンクバーでいっぱい飲んでいる。二人とも気づかないの?でもデカゲロはまだ二人を見ている。ん、なんか話している。
「ねぇねぇ。べにちゃ~ん。あしたぁもぉ。あそぼぉよぉ。あしたはぁ、かえるこぉえんでやくそぉくぅ。よろしくぅ。」
デカゲロは浮気と確信した。でも、今日は事務所に戻って寝てしまった。
3 かえる公園
次の日、デカゲロは二人が来るかえる公園で待っていた。やっぱり二人は現れた。デカゲロは、ビデオカメラを手に持ち、二人を撮影している。
「べにちゃん。今日の夜はfrogホテルで待ち合わせね。あ、その中のかえる料理店『蛙将』で約束ね。」
「分かったわ。」
すると、二人は一緒にテニスを始めた。デカゲロも一生懸命撮影している。
デカゲロは、この証拠を明日、あめゲロに見せるのだ。そのために、電話で約束をするみたい。
「もしもし。デカゲロ探偵事務所のデカゲロです。決定的証拠を見せますので明日来てください。あ、十四時でいいですよ。」
『わかりました・・・。明日いきますね・・・。』
4 あめゲロに報告
そして、あめゲロはデカゲロのところへ来た。
「やっぱり、紅は浮気していたんですか?」
「はい。いまからその証拠を見せますので・・・」
デカゲロはテレビの電源をいれて、二人の様子を見せた。あめゲロは映像をみて涙が出ている。
「ま、まさか・・・本当だったなんて・・・」
あめゲロはデカゲロの部屋を飛び出し、廊下でずっと泣いていた。
「す、すいません・・・つい悲しくなっちゃって・・・はあ、家に帰って紅に言わなきゃ・・・デカゲロさん、ありがとうございました・・・」
デカゲロはその浮気相手を探すため、事務所の本部に戻った。
5 浮気相手は誰?
デカゲロとなかゲロ、メガゲロは写真を見ながら浮気相手を探した。でも、なかなか見つからなかった。デカゲロは、今日は探すのをやめようとした。しかし、なかゲロが浮気相手を見つけました。
「この人じゃないですか?先輩。」
「お!見つかったか、さすがだな。なかゲロ。」
なかゲロはデカゲロに褒められて顔が微笑んでいる。
「じゃあ、今日はこれで終わりだな。」
三人は好きな飲み物を飲み始めた。デカゲロはやっぱりコーヒー。なかゲロはやっぱりコーラ。じゃあ、メガゲロはカプチーノのはず。あれ?メガゲロが持っているのはミルクティー?
6 浮気相手ってどんな人?
「あ、そうだ、なかゲロ。」
「なんですか?先輩。」
「浮気相手の名前、聞いてなかった。なんていうんだ?」
「えっと、かきゲロですね・・・」
「あっそうか、じゃあ、そいつの住所を調べなくちゃ。」
デカゲロはパソコンでかきゲロの住所を調べた。住所はすぐに分かった。かきゲロの住所はかえる県ピクルス市ピクルス町2-2-6。デカゲロはすぐにかきゲロの家に行き、外観の写真を撮った。そして、デカゲロはあめゲロにメールを送った。
『あめゲロさんへ
浮気相手の名前、住所をお伝えします。紅さんの浮気相手の名前はかきゲロです。住所はかえる県ピクルス市ピクルス町2-2-6です。
今度、三人で話し合ってください。
デカゲロ探偵事務所長 デカゲロ』
7 話し合いの結果
後日、あめゲロからメールが届いた。
『デカゲロさんへ
メール、ありがとうございます。話し合った結果、紅はどちらとも好きなようなので、三人で一緒に暮らすことにしました。これからは三人仲良く暮らしていきたいと思います。
あめゲロ』
「デカゲロ先輩。紅さんがどちらかと一緒になるかと思ったら、そういう展開なんですね。なんだか、笑っちゃいますね。」
「そうだね。」
「アハハハハハハッ!!」