・・・続き
さて、合同稽古前日である。
土曜日であるため、本来仕事は休み。
しかし、休日出勤(しかもサービス)
仕事中には山佐本陣に最終人数を連絡。
昨年はドタキャンが数名あったので、1名少なめに報告。(これは後に正解となる)
テンテンとの一時を犠牲にし、仕事を片付け稽古へ。
そこには一年ぶりのS木さんとのんぶがきていた。
「のんぶ、お前顔がでかくなったなぁ」と早速イジリはじめる。
「明日の合同稽古では色々裏方仕事があるため、諸手祭りには参加できないかもしれない。(事実そうなる)S谷総統は夏に十分堪能した。今日はS木さん、のんぶの手を握らねば。・・・」との目算で稽古に臨む。
拍手の後、速攻でS木さんと向き合う。
遠来からの客の優先権は俺のモノとの意思表示である。
が、のんぶは
「(・・;) いない」
そうです、昨年に続いて隅っこで細々と稽古しているのです。
岩間では出口近くの隅っこで稽古している者はその内いなくなる。との格言がある。
遠くまで来てそのような気概では心もとない。
が、とりあえず放っておく。自分の稽古でそれどころではないからである。
先生が△○□の鍛練に開眼して以来、そのことを考えることで様々な発見があり、進歩したように感じている。
真っ直ぐに立って、相手に寄りかからなければ合わせの精度が上がり、相手の力を外したところで技を行うことが出来る。ということに気がついた。
後輩相手では相手側の遠慮もあり中々成果が出ているか分からない。
こういうときこそ強者との稽古が必要。
そう、まさしく自分を強くする強敵(とも)が必要なのである。
が、「つっ、強い・・(゚д゚;)・・・・・」
強烈な握撃は修行の成果を吹き飛ばす。
そう、相手もまた成長しているのである。
のびのび大らかに稽古を楽しむS木さん。
その姿はまさに「稽古は愉快に楽しく」を体現している。
それに乗せられこちらもきつい稽古を楽しくさせていただいた。
実に良い稽古だった。
さて、自由稽古の時間。
のんぶ「あの~、自由稽古をお願いしたいのですが・・・」
ときたもんだ。自由稽古に余力を残すなど、断固許すまじ。
「逃げやがったくせに」
「いえ、決してそのようなことは、遠くてたどり着けなかっただけで・・・」
「いや、去年も逃げてやがった。一昨年、S木さんと3人で組んでヘロヘロにされたのを根に持ってるんだろう?」
「いえ、決してそのようなことはありません」
とのたわいのないイジリトークも合同稽古の一部。
のんぶには一番難しいところのコツを伝授し、宿題を与えておいた。次に会ったとき出来ているかが楽しみだ。
ちなみに昨年与えておいた宿題は全く忘れていた。(*0*;)
続く