散々に安倍政権を批判しておりますが、コメントで「なぜ安倍政権の支持率が高いかの分析も必要では？」と頂きまして、そりゃそうだと書いてみようと思います。
ただその前に前提条件として以下をお断りしておきます。
「世の中の大半が支持したからといって、それが正しいと証明されたわけではない」
まず考察するにあたって一番最初に思いついたのが株価です。
経済に詳しい人ならまだしも、一般的にはまだ「株価は景気の先行き指標」という認識の方が多いと思います。
つまり金融緩和によって株価高を演出することで、実際には実体経済は良くなっていないのに国民に期待を抱かせるというからくりがあるのではないか？と思うわけです。
第二に最初に取り込んだ支持層の違いです。
民主党政権は「政権交代！」という合言葉でふんわりとした民意、無党派層を取り込んで政権を取りましたが、安倍自民党は最初は保守層に訴えかけ取り込んだわけです。
この最初に取り込んだ層の性質の違いが現れているのではないか？と思うわけです。
もう少し説明しますと、いわゆる保守と呼ばれる層は基本的に自分たちを愛国の士だと思っています。
その思いが強いだけに自らの選んだ政権が「間違っていてはならない」という認知不協和に陥っているのではないか？と思うわけです。
ネット言論界やいわゆる保守と言われる識者を見ていても、微に入り細を穿ち大局を見ずという状態になっているかと思います。
TPPや日韓合意という「何をどう考えても失策」であるものも、アクロバティックに独自理論で擁護するという姿勢は認知不協和に陥っていると考えると納得がいきます。
第三に「まともな野党がない」と思わせる野党のオウンゴールです。
ここについてはくらえもんさんが面白いことを書いてらっしゃいます。
まともな野党がいない・・・という批判
要約すると自民党は野党時代のほうが輝いていた、という話で自民党を野党にすれば一定程度政治が上手く回るのでは？というお話です。
最近は民主党がTPPに対して中々舌鋒鋭く「ほう、やれば出来るではないか…」なんて思わず声援を送りたくなってしまったりするのですが、やはり「暗黒の3年3ヶ月」を思い出すと腰が引けてしまいます。
またせっかく得点を稼ぐチャンスだった日韓合意に対して、野党から批判の声が小さいのも気になります。
第四に国際情勢の不安定化も安倍政権の高支持率に寄与しているかもしれません。
ブッシュ時代の911のように、国家や国民が対外的な強いストレスにさらされると時の政権の支持率がアップするという現象、つまり一種のナショナリズムが持続的に働いているのではないだろうか？と思うわけです。
こういう不安定な国際情勢ではブッシュ・ジュニアやサッチャー等の「強いリーダー」というイメージ論で支持が上がるのではないか？と思うわけです。
甘利大臣の疑惑の会見も「潔かった！武士だ！」等々の声が一定ありますし、国民は印象論的に安倍政権に「強い内閣」を見ているのかもしれません。
はてさて、こうやって分析していきますとどうも今の国民意識のままでは、安倍政権のフリーハンドは止まりようがないように思えてきます。
反グローバリズム・反新自由主義陣営のやるべきことは、ひとりでも多くの方たちに
「2008年を境に世界は変わった。日本も従来のグローバリズム的な政策はやめるべき」
「金融緩和、マイナス金利によって日銀だけでは景気対策に限界が有ることが証明された。残るは財政出動だ」
等々の正しい情報を伝えていくことではないでしょうか？
P.S
仕事も多忙のため基本的に記事は大体2日前～3日前に書いたものです。
ストックしておかないと不安で不安でw
一週間分くらいストックしておいてやろうか？なんて思ったりしていますw
今日の動画
本日の男の料理～お手軽・冷凍塩鯖で作るしめ鯖～
材料
・冷凍塩鯖
・酢
・出汁昆布
・醤油
1)冷凍塩鯖を常温で解凍し、腹骨や刺し身にならない部分を取り除く
2)酢に醤油少々を合わせてつけ汁を作る
3)ジプロックに出汁昆布、つけ汁、鯖を入れてできるだけ空気を抜いて冷蔵庫へ
4)5時間～一日お好みで漬け込む
6)鯖の薄皮を手で剥ぎ取って、中骨がきになる人は毛抜きで中骨を取り除く
7)切って完成！召し上がれ！
今日作ったやつ
ちなみに冷凍塩鯖は結構安全だったりします。
http://mitok.info/?p=32802
写真の牛刀は普段使いのものですが、そのうちコテヤン包丁セット(牛刀、柳刃、出刃)もご紹介したいと思います。
昨日はちょっと時間があったので、精神統一的な意味合いも含めて包丁を研いでおりました。落ち着きますε-(´∀｀*)ﾎｯ
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