:結婚披露宴にどうしてもだるまを使いたい。何故なら 、だるまのモデルである達磨大師の出生地がインドであり、旦那さんがインドから直接工房に来て作っていきたい。わざわざインドから来るの大変でしょう。と言うと、皆さんブライダルだるまは皆自分たちで作り、それに2人で目入れしている。
折角作るだるまは2人の最初の仕事だから2日間位で完成予定で、これから飛行機の予約を入れたい。との問い合わせに何とか応えてやりたいとして万全の準備。まず高崎駅に出迎え、目の前に見える高崎の白衣観音で2人が心を一つにして参拝。一番難しいひげ描きの練習から取り掛かった。
筆はほとんど持ったことないが、2人で真剣にヒゲ描き練習
大変起用で筆運びはお見事。2人で左右の鶴と亀のヒゲを半分づつ描くことになり、最初に向かって右を新婦が担当。
続いて左側の髭を新郎が描きました。新婦が描いたひげに合わせて、左右対称に描くのはなかなか難しい技です。でもそこはさすがに新婦思いの気ずかいは半端でない。
新婦は、自分のひげに合わせて左右対称になるよう努力している新郎を心配そうにのぞきながら、心ではごめんね私が先に描いたので合わせるの大変でしょ!!
どうも上手く書けないんだよ、筆持ったことないので。筆の持ち方もわからない。新婦が後ろから大丈夫大丈夫。上手く書けているよ。と常に励ましながらの2人の息の合った共同作業は夫婦円満の祈願文字を実践している。
控えめな新婦が、今度は後から新郎の書いた大きさに合わせて書きあげる。
緊張の連続で悪戦苦闘したが、やったー。ほっとした満足感。どうですこの出来映えは。
こんどは背中に飛行機を飛ばそう。いいよいいよ。その調子。と言いながら傍で優しく見守る二人の姿は夫婦の手本だね。
結婚式と披露宴は日本でと言うことで三渓園で厳かに、そしてダルマとともにインドにわたる二人。
名前も縁どり
二人の名前が縁どりで浮かび上がり、当日のメインポイントを仕上げる。
二日間の苦労もこの笑顔で納得。工房前で記念撮影。
はじめて筆を持った人が書いたとは思えないこの出来映え。お見事。
11月10日三渓園での様子をメールしてくれました。会場はとても盛り上がり、おかげさまで皆さんにも喜んでいただけ、最高でした。
新郎側、新婦側から代表者による目入れを無事終了。
次はインド衣装でだるまの存在感もあり大成功でした。このだるまのルーツ達磨大師は、インドです。これからはインドにわたり、私達もだるまさんも仲良くくらします。