Bilal Masjid Nagano / 埴科郡坂城町 ■ 信州編[10] モスクでイフタール | カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。

 

カレー探偵、やみちゃんです。


◆◆ カレー遠征 2017初夏・信州編(長野・松本・上田) 

 

闇野内 豊(ヤミノウチ・ユタカ)冒険譚シリーズ

今回は初夏の信州10連チャン

 

いよいよ最終回です!
 


★信州編(もくじ)↓

http://ameblo.jp/yamikomon/entry-12286514742.html

 

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<或る日の松本渚モスク跡地

 

 

この遠征はラマダンの終盤に行ったものである。

 

ラマダンの期間中はマグリブ(日没)の時間帯にモスク等にいけば、ムスリムたちの断食あけの最初の食事、『イフタール』に遭遇することが多いため、機会あれば信州のモスクでもイフタールに参加してみたいと思っていた。

 

 

 

 

・(旧)松本渚モスク(外観)

 

「(旧)松本渚モスク」(跡地)

(長野県松本市渚3-10-41)

 

 

前日にネットで検索して見つけた松本市内のモスクに行ってみたところ、どうやら今は使われていないようだった。

 

数年前まではインドネシアの留学生などが多く利用していたらしい。

 

あきらめて転進した。

 

 

 

 

<或る日のビラールマスジド長野

 

 

・外観

 

「ビラールマスジド長野(坂城モスク)」

(長野県埴科郡坂城町南条6830-4)

 

 

そこで翌日、遠征の最後に上田市の北西約8km、埴科郡坂城町(はにしなぐん・さかきまち)にある、長野県でも最大規模のモスクに立ち寄ることにした。

 

さすがに立派な施設。

 

 

 

 

後ろには広い駐車場があるものの、イフタールの始まる頃までには長野県各地から100人ぐらいが集まり、当然駐車場は超満員。

 

縦列駐車はあたりまえだ。(=パキスタニスタイル?)

 


モスクの立地的にクルマがあるパキスタン人などは来やすいが、クルマをもたないインドネシアの留学生はなかなか来られないんだ、とパキスタン人の男に教えてもらった。

 

 

 

マグリブまでまだ1時間。

 

最初は入口にいた若い男性に「お前何しにきたんだ?」
と警戒されるが、事情を話すとイフタールを一緒に食べていけとあたたかい歓迎を受けた。

 

 

 

 

<モスク内部にて>

 

 

 

中に入ると、ちょうど1階のスペースで男たちがサモサ作りの真っ最中。
130人分を作るという。

 

 

 

 

日本語で普通にコミュニケーションができるのはイミズスタン(富山県射水市)のモスクと同じ。

 

 

 

 

こちらは【ベジタブルパコラ】の元。

 

乾燥中。

 

 

 

 

 

マトンとチキンも解凍中。

 

 

 

 

・ウドゥー場所

 

せっかくなので施設内の見学もさせていただく。

 

ここはウドゥーの場所で、手足はもちろん、耳の穴まできれいに洗うのが作法。

 

 

 

 

 

モスク利用のルールにも目を通しておく。

 

 

 

***

 

 

やがてマグリブになり、一斉に2階の礼拝室に移動。

 

 

 

・礼拝室

 

 

大音量のアザーンが鳴り響き、厳粛な雰囲気の中、サラートが行われた。

 

 

 

 

ムスリマ用のカーテン仕切り。

 

 

***

 

 

礼拝が終わると1階に戻り、待ちかねたイフタールが始まる。

 

 

 

 

 

床にビニールを敷き、新聞紙を広げてその上に料理を並べていく。

 

 

 

 

人が集まり、皆で一斉に食べる。

 

 

 

・探偵の食卓

 

最初にデーツ、スイカ、オレンジ、ローズミルク、フルーツチャートをいただいた。

 

 

 

 

栄養価が高いのでデーツは欠かせない。

 

 

 

 

対面のおじさんと談義しつつ手喰い。

 

 

女性はここにはいないが、日本人らしき外見の男性は2人いた。

 

聞いてみると、1人はたしかに日本人で松本市内からイフタール体験に来たという青年。

 

もう一人はウイグル人(ムスリム)だった。

 

 

 

 

男たちが作っていたゴマ入りの巨大なサモサ。

 

基本的にどれも食べ放題だが、1個で腹パンである。

 

 

 

 

パコラはこんな感じ。

 

 

***

 

 

 

 

最後は有志だけが残って談義しながらのチャイ・タイム。

 

もちろん激甘でアツアツだ。

 

 

 

 

チャイを飲んでいると、突然、暗黒に包まれた。

 

いったい何ごと!?

 

・・と思ったが、一斉に掃除機をかけたのでブレーカーが落ちただけだった。

 

 

その後、復旧。

 

 

 

モスクから帰るときに縦列駐車されたクルマがなかなか出せず、難儀したのは言うまでもない。

 

 

Bahut Shukriya !!

 

 

***

 

 

信州カレー遠征10連チャンは以上である。

 

第1回の冒頭に触れたが、信州は奥が深く、過去の数回の遠征や今回の遠征程度では、まだまだ調査しきれていない。

 

新しい出会いがあり、フロンティアが眠っている地。

 

 

夏の信州は観光にも最高なので、多くのカレー市民にも予定を組んで訪れていただければと願う。

 

 

カレー探偵事務所 

筆頭執事 闇野内 豊(ヤミノウチ・ユタカ)

 

 

 

カレー遠征2017初夏・信州編(長野・松本・上田)

(完)

 

 

***

 

やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

 

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