モンマルシメ (MON marushime) / 飯綱町 ■ 信州編[01] 南インドミールス! | ☆やみちゃんの世界食べ歩き☆

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは14年継続中。カレーの聖地イミズスタンの命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!イミズスタンのzineも出版!「ROTI circle」を主宰。

 

カレー探偵、やみちゃんです。


◆◆ カレー遠征 2017初夏・信州編(長野・松本・上田) 

 

闇野内 豊(ヤミノウチ・ユタカ)冒険譚シリーズ

今回は初夏の信州10連チャン

 

最後までよろしくたのんますちゃ!
 


★信州編(もくじ)↓

http://ameblo.jp/yamikomon/entry-12286514742.html

 

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<或る日のモンマルシメ>

 

・道中

 

偉大なる立山連峰の向こう側。

 

日本アルプス3000m級の山山が連なる、”日本の屋根”。

 

緑の高原。

白樺の並木、ニッコウキスゲの群生。

国立公園、国定公園の宝庫。

 

大学時代に参加した諏訪湖での実習から、はや○○年。

全国から集まった仲間とともに過ごした青春の日日よ。

 

嗚呼、大信州。

我が永遠の憧憬の地よ。

 

 

 

 

 

・・というわけで信州編を10回に分けて書いていきたい。

 

長野県には(富山県に少ない)タイ、ネパール、スリランカなどの外国人が意外に多く居住していると思われ、じっくり探索したい地だ。

 

しかしながら、その広大な面積(全国47都道府県の中で4番目に大きい)を分断する渓谷とトンネルに阻まれ、数日で簡単に回りきることなど不可能である。

 

また古くから、「松本(中信)、伊那(南信)、佐久(東信)、善光寺(北信)」と歌われてきたように、東西南北4つのエリアの独立性が高く、口コミ情報もエリア内でしか共有されないことがほとんど。

 

それゆえ、まだまだ知られていない”フロンティア”が眠っている可能性もある。

 

 

 

 

・外観

 

「モンマルシメ (MON marushime) 」

(長野県上水内郡飯綱町豊野1752)

 

 

今回の遠征で最初に訪問したのがこちら。

この店の情報もまだそれほど多くはない。

 

カーナビを頼りに、牧歌的風景の山道をひたすら進み辿り着く。

自宅を出発してから約3時間が経過していた。

 

 

 

 

 

外観は高原のおしゃれなカフェにしか見えないが、”ランチタイム限定”、”数量限定”で南インド(ケーララ州)の【ミールス】を出している。

 

やや意外性あり。

 

 

 

 

 

帝都の世田谷あたりにありそうな雰囲気(?)。

それが北信州の高原の奥深い町の住宅地にぽつねんと現れる。

 

ターゲットにしている客層は付近の住民だけなのか?

それとも観光客が多いのか?

 

謎めいている。

 

 

 

 

・店内風景

 

 

※瓶の中身は水である、水。

 

 

 

 

内装はとてもかわいく、落ち着くもの。

 

 

 

 

・メニュー

 

オーナーの北野さんにご挨拶。

帝都の『ケララの風』で修行されていたそうだ。

 

どこから来たのか聞かれたので、付近の客だけではなく遠方からも多くの客が訪れるのだろう。

 

私が富山から来たことを告げると、

「この前マサラワーラーのイベントがあったそうですね」と。

いろいろ詳しい方だった。

 

 

 

 

 

【ミールス】 1500円

 

基本部分(ライス、サンバル、ラッサム等)と、日替わり3種のおかずで構成。

 

客側はこれ一択であるが、作る側にすれば何種類もの料理を仕込まないといけないわけで、かなりの情熱と労力をかけて真面目に提供していることが分かる。

 

 

 

 

<食べる探偵>

 

・探偵の食卓

 

まず、盛り付けが可愛い!

 

カトリは最小サイズで、このままだと健康な育ち盛りの男子にはもの足りない量かもしれない。

 

・・しかしご安心を。

すべて”お代わり何度でも自由”なのである。

(※ただし品切れ御免)

 

 

順に見ていこう。

 

 

 

 

 

 

【サンバル】はナスとオクラ入り。

 

酸味はなく、豆汁のインパクトも少ない。

さらっとしたスープスタイル。

レッドチリが効いていて辛め。

 

もう少し豆汁が多いほうが私好み。

 

 

 

 

 

ライスはインディカ米(長粒種)だったが、品種は不明。

脆くて壊れやすい米。

 

 

 

 

 

【ダール】はムングダール主体。

 

塩がバッチリ効いていた。

 

 

 

 

 

【ラッサム】

 

具材がほとんど無い仕上がり。

タマリンドの酸味とカレーリーフの香り。

 

 

 

 

 

【アッパラム】

 

崩して、まぶして。

 

 

 

 

 

【新たまねぎとキャベツのトーレン】

 

日替わりその①。

カシューとマスタードシードがポリポリズム。(商標登録予定)

 

新鮮野菜が、その本来の甘さを遺憾なく発揮。

 

 

 

 

 

【かぼちゃのエリセリ】

 

日替わりその②。

かぼちゃと豆(ムングダルなど)をミキシングしてココナッツミルクで煮込んだものをエリセリ(エリシェリ)というが、今回は小豆を使用したバージョン。

 

そのため奈良の【いとこ煮】のような親近感のある組み合わせに。

 

これはお代わり2回コース(3杯いただく)決定。

 

 

 

 

 

【トマトのパチャディ】

 

日替わりその③。

ヨーグルトにトマト、たまねぎみじん切り。

 

フレッシュトマトの良い部分が全部詰まっていた。

 

 

 

 

 

【ココナッツチャトニ】(写真上)

【新ショウガのアチャール】(写真下)

 

新ショウガのアチャールが味変に大活躍。

これは良いものだ。

 

 

 

 

・食べ方指南

 

まずはカトリを全部プレートの外に出して。 

 

ライスを食べやすいように拡散させる。

 

 

 

 

 

サンバルを基軸に、好きなおかずを2~3種、ライスとミキシングしながら手をつかって喰らう。

 

こうして食べることで”ストレート喰い”にはない無限の広がりを楽しむことができるだろう。

 

 

 

 

 

北野さんがこまめに巡回してサーブしてくださるし、料理の完成度も高いのでついつい食べ過ぎてしまった。

 

うれしい悲鳴。

 

 

 

 

 

標準で【マサーラーチャイ】。

 

甘いんだけど、「今回はこれが正解だよね」と納得させられる、ジンジャー強めのチャイ。

 

ココナッツパウダーで作った自家製のクッキーも添えられていた。

 

 

***

 

 

物腰の柔らかい北野さん夫妻のていねいで優しい接客と真面目な料理。

 

野尻湖、ナウマンゾウ博物館、黒姫高原、いもり池、

そして『モン・マルシメ』が、このエリアの新定番コースになりそうだ。

 

 

***

モン マルシメインド料理 / 牟礼駅
昼総合点★★★☆☆ 3.8

***

 

やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

 

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