カレー探偵、やみちゃんです。
『 カレー遠征2017冬・帝都24編 』
私はいつだってカレー遠征中。
今回は帝都のカレー店を24連チャン。
毎日更新しても1ヶ月近くかかるビッグボリュームですが、最後までよろしくたのんますちゃ!
★帝都24編(もくじ) ↓↓クリックで別ウインドゥ
http://ameblo.jp/yamikomon/entry-12247035161.html
「カレー活動はリアルタイムで進行している」
"Following takes place between 1:00am and 2:00am"
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<或る日のカルパシ>
・世田谷の風景
黄昏時の世田谷風景。
渋谷から世田谷線で西へ西へと向かい、千歳船橋駅で降りてトボトボと10分ほど閑静な住宅街を歩く私。
※なにげに今回の遠征ではこのエリアでのカレー活動が多めです。
・外観
「カルパシ」
(東京都世田谷区経堂4-3-10 1F)
やみ「・・嗚呼、ここだ、ここがインド亜大陸食堂酒場だ」
・・ちょうど帝都でも「雪が降った」とニュースになっていた日。
たしかに「はらり、はらり」と白いものが私の頭に舞い降りては、溶けていきました。
やみ「ううっ、寒いよう、腹減ったよう。
はやく開けてようーー!」
そう、18:30からの予約にも関わらず、相当はやく到着してしまったのでした・・たぶん、1時間近く。。ぶわっ。
***
こちら、鬼才・黒澤シェフが昨年10月にオープンしてからカレーマニアを中心に圧倒的な支持を受け、たちまち人気店に。
現状、メール(ツイッター)での完全予約制。
そして基本的に夜のみの2部構成。
(※週末は不定期でランチあり)
メニューは週替わりの”一種類”なんです。
・今回のメニュー
今回のメニューは、
【ケララ・バナナリーフ・ベジミールス】 2500円。
オプションのコッタマリが+100円。
・ドリンクメニュー
そしてワンドリンク(別料金)のオーダーが必須。
・探偵の食卓
ゴゴゴゴゴゴ・・・・
※頭(こうべ)を左45度に傾けて見てネ。
黒澤シェフと奥様の2人でバナナの葉に1品ずつ盛っていくスタイル。
全部揃うまでに10分はかかったかも。
では順に見ていきましょう。
***
【Ishtu / ココナッツミルクシチュー】
おっ、『イシュトゥー』じゃん。
意味合いはそのまま『シチュー』でしょう。
南インドではココナッツミルクを使うのが定番。
具材は大きめブロッコリーとジャガイモです。
ところで、長らくイミズスタンではメガネ兄貴が『イシュトゥ(ウシュト)』という料理を提供しているのですが、結局のところ語源はこれなのかなと。
(メガネ兄貴の発音は北インド・パキスタン訛りで『ウシュト』と聞こえたりもしましたね。。遠い目)
【Sambar / 豆と野菜の酸味のある汁物】
おなじみ、ミールスの基本アイテム、サンバルです。
芽キャベツにオクラですか。
これは素晴らしい。
これに関わらず野菜がすべてフレッシュと思われ、どれを食べても素材そのものが美味しいんです。
【Rasam / Kudampuliを使用した酸味のあるスープ】
こちらもミールスの定番アイテム、ラッサム。
ぐいーん!ですね、これは。
酸味付けにはイムリ(タマリンド)ではなく、Kudampuli(ゴラカ、ガルシニア)を使用しているようです。
スリランカ料理ではおなじみですね。
【Kootu / 豆と野菜のカリー】
ほうれん草とカラチャナをクリーミーにミキシング。
これまでキャベツ炒めみたいなクートゥしか食べたことがなかったので新鮮でした。
【Gobi Manchurian / 揚げたカリフラワーをソースと絡めたインディアンチャイニーズ】
そして満州(チャイナ)スタイルのカリフラワーです。
これがもう、やみウマ!
私、数年前に『西欧ではカリフラワーを生のまま食べる』と知り、スーパーで買ってきてストレート喰いしたことがあるんです。
たしかに甘くてポリポリして非常に上品な味がしました。
「ブロッコリーなど足元にも及ばない」と痛感したものです。遠い目。
このゴビマンチュリアンは、そんなカリフラワー本来の魅力を最大限に引き出した名品といえるでしょう。
【Aviyal / 野菜とヨーグルトとココナッツのあえ物】
アヴィヤルもグレイビー多めのカレースタイルしか食べたことが無かったのですが、和え物もいいですね。
具材は大根、ニンジン、インゲンです。
『ちょっとずつ色んなものを食べたい乙女ゴコロ』をもつ私。
ですが、これじゃあまりに量が少ないので現地のようにお代わり自由ならうれしかったかな。
バスマティのお代わりは勧められましたが、おかずは不明です。
【Theeyal / 焦がしココナッツのセミドライ】
これもほんの僅か。
ライスとのミキシング用です。
【Thoren / 野菜のいため蒸し】
ポリヤルに似ていますが、トーレンが炒めに加え”蒸す”工程があるのに対し、 ポリヤルは蒸す工程がないことで区別しています。
【Pachadi / パイナップルとヨーグルトのあえ物】
パイナップル入り。
スヰート&サワーですが、ライスとミキシングしましょう。
【Pickle / 青唐辛子の辛いお漬物】
「辛いですよ」と警告されましたが、辛さ耐性=3(MAX 5)の私でもまったく辛くなかったかな。
・食べ方指南
お手手でミキシングしまくって、夢中になって喰らうべし。
・店内風景
テーブル2、カウンター5の小ぢんまりした店なのです。。
カウンターに座って黒澤シェフとカレー談義するのが正しきカレー道。
【kothamali / コッタマリ】(※オプション)
北インドでいうところのダニヤですね。
私はつい頼んでしまいましたが、南インドであまり使わないものであるならば今回は不必要だったかもしれません。
そもそもこれが無くても高次元でバランスよく完成された料理の数数なので。
大満足。
ただし、ボリューム面は、、まあ、腹7~8分目かな。
【Desert / フローズンカード】
ヨーグルトアイス。
想像通りの味です。
【サウスインディアンコーヒー】(※別料金)
これは紙フィルターでドリップしたものでした。
珈琲通にはちょっと頼りないかな。
***
トータルすると3000円超えですし、そこまで腹いっぱいにはならないのですが、世田谷のマダムたちをターゲットにするならば問題なし?
・・とはいっても客全員がいわゆるカレーマニア、毎日カレーを食しているような目がギラギラした人ばかりに見えましたねえ。にゃはは。
予約が取りにくいし、そもそも一週間同じメニューなので毎日通うような店ではありませんが、メニュー更新のタイミングで再訪したくなる、要注目な店だといえるでしょう。
南インドだけでなく、ダルバートやスリランカンなど、ジャンルにとらわれないのも1つの魅力ですね。
・・というわけで、質の高いベジミールスで腹ごしらえもできて、いよいよ残り22連チャン。
***
カルパシ (インドカレー / 千歳船橋駅、経堂駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
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◆次回予告◆
ガラムマサラ(経堂)■ 帝都24編[03] インド創作料理の総本山に初潜入!
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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