2014(10)古稀記念道南釣行記その第5日目。 | 渓秋の北海道山釣り記

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2014年(10)古稀記念道南釣行記第5日目。

木古内温泉の朝寝坊。朝食時間はとっくに過ぎた。

   朝寝坊したのに龍さんはだ浴衣姿でのんびり。

   渓秋のイカ好きを知って皿ごと分けてくれました。朝から一杯ほしいな・至福です。
龍さんのホーグランド木古内のK渓を探る
本日もバーブレスフックでオールリリース釣行とする。

渓秋の希望をした木古内の三つ渓のうち龍さんがお奨めの渓を探ることにした。

国道より踏切を渡り 新幹線・高速道の高架工事を潜り砂利道の林道を進むと

渓秋が一度泊ってみたかった朽ちた温泉宿の前を通過すると車止めのゲイトにでる。

本流はこの付近に砂防ダムがありヤマベ釣り師よく訪れる渓とせ説明を受ける。

   ゲイト付近に「ヤマシャク」が咲いていると云われ探してくれた。もう種を結んでいた。

   初めての野草なのに残念。この一帯はカタクリの群生を始め野草の宝庫とか。

その1.沢のK・S小渓を探るの巻。

        第343新渓

  龍さんの説明では枝沢は余りにも小さくおそらく釣りにはならないと思う。

  K岳に行く登山道沿いの沢で、名所のG滝が途中にある。登山ガイドはしたが

  釣りには入ったことが無いとのこと。.....新渓を巡る主旨なので一度竿出したいのみ。

   釣りポイントに入るためには大崖崩れで渓がせき止められているのでその先まで

   数十分歩く。 

   小さな沢沿いに降り立った渓は小さなながれだ。龍さん渓に入るのは初めてとか。

  本日は竿を出さずにサポートとガイド役に徹して下さるそうだ。
   小渓の為か全く釣跡がないように見受けられる。

   第1投に信じられないことに当たりあり。20cm級なり。

   続いても2ocm級が出る。

  またもや25cm級が出る。

   本当に驚きの連続。小さなポイント毎に源流イワナが飛び出す。

   30分も釣り上がった頃、今までにない強い引きだ。早速、計測。

  餌不足かちょつと細身だが34cmの大物。こんな小さな渓棲むのが信じられない。

  今回の釣行中一番の源流イワナである。

  この一匹で十分です。切り上げで龍さんお奨めの渓に行きましょう。と告げると

  この先に名所のG滝があるのでそこまで滝壺を狙ってみようと提案があり続投する。

   処女渓のような流れは大小のポイントを織り交ぜて静かに流れる。

  またも尺越えなり。

  小滝を過ぎると、左手に地形図の無い枝沢が現れる。三分の一ほどの水量なり。

  この枝沢はその2で公開しまし先に進みます。

  相変わらず良型の連続なり。


   ニンマリ顔の渓秋です。  

  入渓地点から2kmほどでG渓出会う。名所と云うほどでなし....この奥に本滝が

  本当の大滝があるのかな..

  

  .最後の一匹で取り敢えず竿を納めて尾根伝いに登山道を目指す。

   確認の為尾根を登る龍さん。  

  登山道の案内版から見下ろすG渓。太い倒木があるので間違いなし。


その2.地形図に無い左枝沢を探るの巻。

  これが地形図に無い枝沢の入り口だ。美しい岩盤床の連続。

  この枝沢にも25cm級がつれたが、登るにつれて小型で魚影も少なくなる。

   小一時間ほどで沢は完全にその流れが尽きた。500mほどか。

   不思議なことに、こんな枝沢に30cm角位の赤さびた重機部品が落ちていた。

   絵心のある龍さんのワンショット。....涼しげでしょう。
   枝沢で1時間のアルバイトでした。予想外の数十匹の入食いに大満足の小渓。

その3.本命の本流K・T渓を探るの巻。

ちよっと覗く程度だった支流ですっかり時間を使ってしまった。一旦車に戻ると

車の傍に新しい餌箱が捨てられていた。どうやら後発組が本流に入りもう帰ったようだ。

龍さんお奨めの本命渓を目指す。

竿を持たずにガイドをしてくれた龍さんです。



  林道にはやはり先行者の登り降りの靴跡がある。10分ほど歩いて流れに降り立つ。

  本流にしては優しい水深の浅い渓だ。


   第1投に直ぐ当たり。28cmkの美しい源流イワナだ。先行者は何処を釣ったのかな?

   続くポイントでも28cmが飛び出す。さすが龍さんが本命と云う渓だ。

  美しいく優しい渓でのんびり釣り上がる。

   アメマス系もつれたが、次第に小型化し魚影も薄くなる。先行者の足跡が現れる。

すると、行く手のコルジュの奥に小滝が現れる。

   竿を出すも小型イワナのみ。

  高巻いて竿を出すも小型のみ。

   滝壺に立ち込み粘るも小型のみ。多分、先行者はこのコルジュ帯をワンポイントの

   大物狙いだったらしい。でも十匹程度のイワナに出会えた。もっと上流をめざしたいが

   支流で時間を取られ過ぎて断念す。

   夕刻もせまったので本日はここまで、龍さんが林道にガイドしてくれる。

  林道に出て驚いたり。羆の足跡が先行者の靴あとを踏んでいるではないか。

  道南の渓は羆の出没は当たり前なのが、羆注意の警告版はどにも見えない。

  遭遇事故に合わないように自己責任で入渓するしかない。


 第5日目の釣は入渓7時間半の楽しい釣りでした。龍さんと渓の恵みに感謝。
  今夜の宿は大沼の知り合いの山荘をお借りしました。

  帰り道の市場により新鮮な魚介を買い込み、近くの留ノ湯温泉で汗を流して

  最後の酒宴は夜が更けるまで続きました。