2012年(12)暑寒別山系に再び幻のイワナを求めて。
昨年夏に偶然発見した「幻の赤い斑点のイワナ」の写真を見せても
にわかに信じない、若き釣友Ａさんと数年振りの釣行記です。
脱輪騒動で2時間半のロス。のんきにコーコーを楽しんでいるうちに車止の先行車が
いなくなっていた。これから転進しても時間がないので「幻の赤い斑点のイワナ」を
求めて三段の滝壺を目指すことになった。
新刊の釣誌に熊除け対策に「蚊取り線香の臭いが有効」とあるので初めて携行してみた。
渓は好天少雨で減水状態。入林箱には先週も入渓者が有り、踏み分け跡が多数。
魚影はうすく餌釣でもなかなか掛からない。
先ずは餌釣にヒット。30cmオーバーだがこの渓では中型なり。本日も36cm以下はリリース。
若いＡさんはずっと以前からフライマンになる。餌釣りでもなかなか出ないのにヒット。
鈎に返しのないので(バーブレス)で取り込みに慎重になるＡさん。
この渓特有の黄金イワナ。32cmの中型なり。
遡行2時間半で大滝を望む。10匹程度の30cmクラスが釣れるも何時もの大型は階無。
Ａさんがフライで大物の魚影を逃す。その後を餌で攻めるも魚信無し。。
巨岩を高巻いていよいよ大滝壺の「幻の赤い斑点のイワナ」に挑むＡさん。
フライには出なかったが イワナか当たりがある。
清冽な流れから 黄金イワナが出る。
Ａさんの撮影ナイスショット。舞い上がる水煙が見事に涼をそそる。
滝壺に挑むも爆風と水深があってフライでは攻めあぐむＡさん。
餌で第1投。すかさず尺上がヒット。この後二度続けて鈎素を引き千切られるが
その後はさっぱり反応無し。ルァー竿に取り換えて滝壺を広範囲に探るも
大イワナも「幻の赤い斑点のイワナ」もついに姿をあらわさず残念。
昨年と同時期に訪れてみたがなかなか、自然が相手では期待どおりには行かない。
それにしても今年は入渓跡か゛多い。適当にリリースをしてくれないと心配である。
今年は9月の台風時期にもう一度挑戦しようと下山をする。
今回から2台目カメラを用意した。おかげで渓秋のショットが増えました。
次回は早めの夏休みで最北のイワナ釣を報告予定です。