2012年(6)ピンネシリ山系H・S渓源流イワナを求めて | 渓秋の北海道山釣り記

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北海道の山釣りの魅力を、たっぷりご紹介します。
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2012年(6)ピンネシリ山系H渓に源流イワナを求めて。



北海道も5月下旬になって春から初夏に気配がしてきました。

今回は春の毎年恒例、新十津川のピンネシリ山系H・S渓に

雪代イワナと山菜・山野草を求めて釣行しました。



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早くも始まった田植えを背景にピンネシリ岳(標高1,100m)を遠望する。



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この林道では初めての工事による通行止め。徒歩にて入山。
このため楽しみにしていたミニキャンプの時間が取れず。

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渓はまだ雪代が治らずやや白濁で水量も多いが木々の緑が美しい。
気温13℃、水温8℃、微風、明るい曇天。


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今年の初物が釣れる。雪代に磨かれサビのない美しい魚体だ。25cmリリース。


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初の尺物をミニキャンプ用にキープする。


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魚影は程々に有り、釣兄Tさんと交互に当たりが続く。尺物以下はリリースを繰り返す。


残雪のある渓すじは山野草と山菜の宝庫だ。
野草の回りの沢山の山菜、皆さんには解りますか??  



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カタクリのの群落

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エゾエンゴサクの群落

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エゾノリュウキンカの群落

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山野草の女王・シラネアオイ....数株を自庭用にデポする。




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雪代渓水に磨かれた尺以下の源流イワナが次々に。リリースを繰り返す。

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これは居着きイワナの特徴が鮮やかな魚体だ。腹が黄橙・側体にパーマーク。


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標高500m地点、北斜面はまだ分厚い残雪がある。

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濃い目の魚体に白班があざや鮮やか31cm。キープサイズ。

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渓は右股沢に入りかっては深い滝壺に尺物が潜んでいたのたが。粘る釣兄。
ここ数年で渓相は様変わり壺も埋まり大物不在。高巻せずに滝超えが可能だった。

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右股沢の中流域の絶好ポイント、大倒木の滝に到達。
滝は崩壊して滝壺が消滅。小型のみ。かっては40cmの大物が釣れた
場所だが誠に残念。何時もの納竿ポイントでもある。


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気を取り直して、大倒木滝の直上で納めの一匹。32cmをキープ。
背後の斜面には、ウド・ふき・行者ニンニク・わさび菜・ヨブスマソウ・コゴミなどの
山菜を収穫して遅い昼飯となる。山菜用ザックが重くに肩に食い込む。

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ミニキャンプは出来ず残念だったが、尺物3匹をキープ出来た。
今回は初メニューの源流イワナの酢締めなり。
寿司酢と普通酢を試したが普通酢の方に軍配を上げる。
刺身より断然うまい。

「レシピ⇒三枚に下ろし皮を引いて・両面に軽く塩を振って10分⇒
水気を拭き取って酢に10分漬け込む⇒酢を拭き取って薄い削ぎ切り」
美味しさを保つため事前に器を良く冷やして置いて素早く調理。

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            渓秋は渓魚は全て食べつくすことを信条としています。

            イワナのアラは味噌汁。内臓は酒盗に仕込む。


本日もピンネシリ山系の恵みご馳走さまでした。
山菜の整理などで午後9時にやっと長い釣行を終える。

北海道はこれからが山釣りの本番です。
次回は道南方面へ二泊三日の予定で行ってきます。