東大寺 不空羂索観音 本日ミュージアムへ | ドット模様のくつ底

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奈良が好きなライターの瞬間ブッダな日々の記録。
福祉的な目線から心の問題を考えています。


本日午後2時ごろ、

東大寺法華堂の御本尊である

不空羂索観音立像(国宝)
(ふくうけんじゃくかんのん)

が、奈良国立博物館での
修復作業を終え、
東大寺ミュージアム
(10月10日オープン)へ
搬入されました。

その様子を大仏殿前交差点から
追っかけてきました。



向かいに見えるオレンジの
トラック。

一見普通のトラックに見えますが、

世界最新技術を誇る、
免震構造を装備した日通のトラック
なんですよねー。

このおかげさまで
乾漆像は旅をすることが
できるようになりました。

(塑像は難しいようです。
粘土のような素材のため)


私は法華堂からの搬出の際も
お堂から奈良国立博物館へと
お見送り(車を追いかけました(^-^)v)
したんですが、

とにかく、
スタッフさんの仕事がスゴいんです!!

命懸けです。

スタッフさんのうち、
誰かひとりの一瞬の気の緩みも
許されないほどの
緊張感が伝わってきますし、

仕事の繊細さ、丁寧さ、
細やかな心配りに

ただ感動していました。


ここからまっすぐ
南大門方面へ向かいます。

普段はポールを立てているので、
行事などがない限り
歩行者専用の通りです。



南大門が見えて来ました。



南大門です。



大仏殿が見えて来ました。



御本尊様、
通用門より搬入されていきました。





こちらが
東大寺ミュージアムです。

まだ未完成ですが、
館内をお寺の方に
案内して頂きました。




法華堂は現在、
須弥壇(しゅみだん)の解体修理が
行われています。
(平成25年3月完成予定)

終わり次第、御本尊は法華堂の
堂内へお戻りになります。

秋の奈良は大変な賑わいになりそうです。
こちらのミュージアムオープン後に
特別展として
「奈良時代の東大寺」が開催されます。

国宝17件、重文17件、
奈良指定文化財1件など
全60件の宝物が陳列されるそうです。

(オープンから翌年3月まで)




こちらは御本尊が安置される場所です。

脇侍には、

伝日光月光菩薩立像が
安置されます。

ただ、このことは
寺内でも賛否あったそうですが、
伝日光月光様は
天平時代の塑像ですので、
お堂に戻すと
保存が難しいとの判断により、
このままミュージアムの中で
保存されることに
なったようなんですね。

もともとこちら二躯は、
法華堂におられたわけでは
なく、
いわゆる客仏と
伝えられています。






金鐘ホールです。

他にも少ホールがあり、
法話会、イベントなどに
使用されるようです。

東大寺ミュージアムに
関してはまた

オープン近くになると
各紙で紹介されると思います。

私もまた紹介する予定です。




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