占いの仕事を通じ、相談を受けていて感じることがあります。
それは、運命が定まっている、と誤解されていることがとても多いことなんです。
宿命は定まっているのですが、運命はご自分の選択で日々創造されているものなのです。

晩御飯のメニューを決めるているのは自分自身だ、ということは誰もが信じられますよね。理解もしやすいですね。
今日カレーを食べるか、お寿司を食べるか自由に設定できますよね。
恋愛も仕事の運気の流れでも同じことがいえるのです。

例えば、今日の夜ご飯、突然友人から一緒に食事しない?という誘いがあり、自分の意志とは違う運命の流れが起こったとします。
その流れが予期しないものだとしても、実はその出来事が起こることを自分でも気づかないで以前にしているのです。
その友人のためにお土産を買ってきて渡したことがあり、そのことを友人がずっと気にしていて、いつかお返ししなければ・・・と思っていて、食事に誘ってきたわけです。
或いは、以前あなたが食事に誘ったことがあり、その流れで誘われた・・など、以前にあなたが仕掛けたことが後々別の形でかえってきたわけです。
それがカルマの法則とも呼ばれています。

あなたが友人を気にかけて食事に誘ったり、お土産をプレゼントしたりと、あなたが友人を思い、気にかけたプラスの気持ちが、時間をかけて返ってきたというわけなのです。

誰のことも気に掛けず声もかけずに家に閉じこもっているばかりなら、誘われることがない、という流れが起こるのを理解できますよね。

今日思ったこと、考えたこと、行動したことの結果が、今日すぐに出れば本当にわかりやすいのですが、後々に時間がたってから結果が出るので、タイムラグがあるわけです。それで、今日起こった出来事、何も起こらない出来事でも、自分がまいた種だとは分からないことが多いわけなのです。

また、Aさんにした意地悪がBさんから返ってきたり、aさんに善意でしたことがbさんから施されたりするのでますます混乱してしまうというわけです。

つづく・・・