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嫌味を言っても相手が嫌味として受け取らなければ、問題は何もないのです。けれど、親切心で言っている言葉でも相手が嫌味として受け取れば、軋轢を生みます。

人間関係の悩みは、相手からしかけられている、というのは大きな勘違いなのです。実は、自分が妄想で作っている悩みにすぎないのです。

相手がどんな意地悪を言っても、素通りして聞く耳を持たないように意識することが大切です。

確信犯的に意地悪をする、嫌味を言う人ほど、心が満たされず、不幸だと感じています。周りを不幸にしなければ気が済まないのです。自分が幸せになるよりも人を不幸に貶めることで憂さ晴らしをしているわけです。

そのような人に出くわしたなら、避ける、逃げる、話しかける隙を与えない、関わらない、という態度を示す必要があります。

嫌味を言いはじめたら、その場からすぐさま立ち去る、相槌は打たない、まったくの無関心でやり過ごします。

けれど、相手を徹底的に避ける、話さない、素通りして巻き込まれないようにする、というのは簡単ではありません。むしろ高度なテクニックといえるでしょう。嫌味を聞く相手をして、ちょっと嫌な気分になったり、落ち込んだり、怒ったり、相手を呪ったりする方がよほど簡単な対処法なのです。

つまり、人間関係の悩みとは、いくらでも避ける方法があるわけなのですが、高度なテクニックを要するので、二の足を踏んでしまいがちです。
自分の心や感情をコントロールし、常に意識を集中させる修行のようなものだからです。それは過酷でレベルの高い能力を要求されるので、非常に疲れるのです。

つまり、・・・・

つづく