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つまり、自分がされて嫌なこと、されて好印象な振る舞い、という恋の行動パターンを参考にする機会がほとんどないので、いつまでたっても好感度アップの秘訣を、意識的にあるいは無意識的に身に付けるチャンスは巡ってこないのかもしれません。

年齢を重ねるごとに恋から遠ざかり、臆病になり、恋の人間関係のきっかけがつかめず、出会いに恵まれない、という状況に陥ってしまう。あるいは、めったにない恋のチャンスが巡ってくると、うわずったり、飛びついたりして、相手の本質を見極めようとはせず、むしろ相手にしがみついたり依存したりして、相手の言いなりになってしまったりする・・・。そして、そのような恋は、往々にして、対等の関係にはなりにくく、相手が横暴だったり、身勝手だったりして、虐げられたり我慢することが増えていき、別れることになったりする。

その結果、自分は「男運が悪い」などと悲観したり、自嘲気味になったりして、「恋はもうこりごり」と心を閉ざし、諦めたりして、ますます、自分がされて嫌なこと、されて好印象な振る舞い、という恋の行動パターンを参考にする機会から遠ざかり、いつまでたっても好感度アップの秘訣が身に付かない、という悪循環に陥ってしまう・・・のかもしれません。

けれど、モテる人にも落とし穴というものがあります。それは、恋のチャンスに恵まれやすいため、「また次がある・・・」という余裕が、傲慢にしたり、高飛車な振る舞いになることも。あるいは、過去の栄光と比較したり、昔の人と比べたりして、せっかくのチャンスを不意にすることも。そして、モテる人というのは、告白されたり誘われたりして、受け身の態勢でいられるわけですが、それが災いすると、テイクの精神が当たり前となり、ギブの意識が働かず、身に付かない可能性が潜んでいるのです。ましてや若いころからチヤホヤされて、自分を省みることなく年齢を重ねた人は、ある時を境にして、急にモテなくなったりする。けれど、「腐っても鯛」というプライドや過去の栄光が邪魔して、打開策を点検する目線が持てず、恋のチャンスに恵まれにくくなっていく、ということがありえます。

つづく・・・。