第66回全国植樹祭 | 山野ゆきよし日記

第66回全国植樹祭

 5月17日、第66回全国植樹祭へ。ほぼ一日がかりの仕事。天皇皇后両陛下をお近くで拝見し、ただただ感激。日の丸の小旗を振ってその気持ちの一端を表す。

植樹祭2日目1
式典前に両陛下が着座される椅子を。皆、この状態で記念撮影。誰も壇上に上がって写真を撮ろうとはしない。やはり、日本人だ。

植樹祭2日目2
式典終了後、私自身が植樹した木と記念撮影。

植樹祭2日目3
場所を変えての植樹。同じバスの方たちとご一緒に。でも、後日来たらわかるんだろうか?

 さて、今朝の朝刊各紙にも、昨日のご来県の様子が報道されている。ちょっと気になったこと。皇室に対する敬語の使い方である。

 私の記憶に違いがなければ、数年前に新聞協会で過度な敬語は控える旨話が出たという記事を読んだような覚えがある。それはそれでいいことであろう。

 では、今朝の各紙の表記をさっと見てみる。

 まずは朝日新聞。社の方針なのであろう。最初から最後まで敬語は使わない。両陛下のことを、「県内入りした」からはじまり「出発した」「見学した」「乾杯した」。もっとも、記者個人はそうではないことを私はよく知っている。

 産経新聞は、タイムリーな地方面はないので全国版に記事を掲載。一つ一つに敬語で対応する。「石川県入りされた」「ご見学」「買い求められた」「語りかけられた」等々。過度にならない自然な敬語である。

 読売新聞は、産経新聞と同じ対応。「県内入りされた」「話されていた」「ご覧になった」「参加された」。両陛下の行為はすべて敬語でもって報道。

 毎日新聞は、最初だけ敬語。「石川県に到着された」。他はすべてそうではないようだ。

 地元紙北国新聞は、さすが取材も丁寧で微に入り細にわたって報道されている。やはり、地元紙。ただ、その表記は毎日新聞と同じ。「石川県入りされた」だけが敬語で、他はすべて「である」調で表記。「出席した」「見学した」「懇談した」等々。

 北陸中日新聞は、最初は「県入りされた」と敬語。その他は、「深めた」「応じた」「手を振った」等の表記。ところが、記事のところどころに敬語も混じる。「関心を寄せられた」「興味を向けられた」「楽しまれ」・・・。これはちょっと意外。ただ、これは記者個人の思いが思わず筆に出たというところかもしれない。

 いずれにしても正解なんてものはないのであろう。明日の新聞記事はどうなっているだろうか。そこらへんも注意して報道に触れたい。