雪入山は筑波連山の東の端っこにあって、山というよりも少しうねった尾根という感じです。筑波山の尻尾みたいなものです。今回は二度目、ちょっとひねったコースで行ってみよう。
浅間山の黒文字平より、筑波山が立派に見える
本日のGPS軌跡。番号順に、二度登りする。
【2024年4月28日(日)】 三ツ石森林公園駐車場8:50~谷津コースから閑居山9:40~浅間山10:05~銀命水コースから雪入ふれあいの里10:40~剣ヶ峰広場11:20-30~雪入山~あきば峠11:45~駐車場12:15 行動時間:3時間25分
三ツ石森林公園入口Pは5台で満車だったので、反対側の広いスペースへ。茨城県民には人気のある山らしい。今日は28℃になる予報です。
まず鉢巻道路の車道をそれて、里へ下る。相変わらず倒木とかがあって、薄暗い道だ。
里へ下ると円明院がある。バックのなだらかな尾根が浅間山であるが、山には見えないな。
ほんのしばらく里道歩き。閑居山と浅間山をつなぐ尾根が、気が抜けるほど平らなのだ。それはそれで今日の気分にちょうどよい。
ここからまず閑居山に登ります。前回、何だこれ?と横目で見た入口。前回は3年前のひな祭りの日だった。
少し登ったらこんなものが。パスしようかと思ったが、まてよもう来ることもないだろうから話のタネにと。
ヤブっぽい枝道に入ると右手が土手になっていた。それと知らなければ気づかないが。これがイノシシ除けになったものかどうか。深入りはせずに戻る。
虫が多い道だ。しかしひたすらなだらかである。木を見上げる。
150m地点に、スダジイの巨木がある。
184m地点には女房石があった。今日は女房は家に置いてきた。足の具合が悪いので。
虫を手で払いながら登っていくと、見覚えのある山頂風景が近づいてきた。
標識があったはず、と探したら消えかかっていた。ここが閑居山です。
汗ばんだ顔をバンダナでぬぐって、縦走に入る。深い緑のトレイル。
ヤマツツジがきれいに咲いていた。
分岐がたくさんあるのでチェックしながら進んでいく。急坂をひと登りで浅間山に到着した。石祠と宝篋印塔が不自然に固められて、隣りに通信施設。ハイカーもちらほらだ。休まずに行く。
浅間山を下ると私設のエイドステーションがあって、トレランの練習会かなと思ってスルーした。その先で一回目の下山にかかる。道標はたくさんあるが、自分の行くのがどれだか認識してないと困りそう。
登ってきたご老人が「もう下山ですか」と言うので、「ええもう一度登りますけど」と答えて快調に下っていった。
また分岐。これをたどって、雪入ふれあいの里へ向かう。
ここまでのしばらく、ロードの途中でゼッケンを付けたランナーが増えてきた。二・三百人規模のトレラン大会かと思った。建物の裏手から剣ヶ峰への登りにかかるが、そこにもエイドステーションがあって、ランナーが続々とやってくる。とりあえず進行方向とは交錯しないので助かった。
剣ヶ峰の尾根の東側は急崖地になっている。昭和40年代には採石場だったとのこと。そこに今は風の池や花の池などが取り残されていた。
緑が濃い。
見上げる尾根も、緑の崖だ。あの上が剣ヶ峰だろう。
激急登になってきました。
大岩に吸い寄せられるように。
尾根上の道に出た途端にランナーが続々。これにはまいった。すぐに山頂広場に到着した。
何人出てるのか、とスタッフに聞いてみた。「1400人です」と、はぁ!何それ。
どうしたものか。どうしようもない、行くしかない。
とりあえず補給をして景色を眺めてから。
その先ぽつんと雪入山があった。
レースの方はショートやらスーパーロングやらと種目がたくさんあって、登山道が多いからあっちからもこっちからも走ってくる。下りでは何人かを追い抜いたけど、おとなしく道の端を歩いていった。複雑な気分だ。
この尾根にもたくさん。
風が吹き抜けると、とても気持ちいい。
大黒桜という
あきば峠を過ぎて、浅間山を巻いたら下降点だ。(でもオレが下る尾根からもランナー登ってくるよ)適当な所で静かな脇道に入って、最後を飾ることにしよう。
三ツ石森林公園の車路に出て、自分の車の前をほぼ最終ランナーが通り過ぎてゆく。自分はといえば、フルマラソンみたいなタイムでフィニッシュでした。
ほとんど疲れない、さっぱりした山だった。体調管理には、とてもいい山です。
おわり