野田先生は、
「カウンセラーがした質問に対して、
クライアントが答えるこたえは、
クライアントの中にはじめからあるのではなく、
クライアントとカウンセラーが共同で創り上げるもの」
と教えて下さいました。
「いやいや、そんなことないでしょ。
はじめから、クライアントの中にあるでしょ」
と思っていたのですが、
自分が実際にカウンセリングしていただく機会を重ねるにつれ、
ああ、ほんとうに、共同作業で創り上げるものなんだ
と実感するようになりました。
個人的なイメージなのですが、
心って、
いろんな記憶やら感情やら思考やらが
もやもや、っと粒子のような感じでただよっていて、
実はあんまり形になっていなくって、
何かの刺激(カウンセラーから発せられる質問とか)に対して、
ある形を取る(質問への答えとか)
ようなイメージです。(私は)
カウンセラーが、
「この人には問題を乗り越える能力があり、
この人の所属する共同体のメンバーにもすばらしい能力があり、
今はみんながうっかり忘れているだけで、
本当はみんなが所属し、貢献しあいたがっている」
という構えで問えば、
そちらの方向で自然に形づくられ、
そうでない構えで問えば、
そうでない方向で自然に形づくられる。
クライアントとカウンセラーの関係に限らず、
私のどこに光をあてて、
どんな物語を創り上げるのかは、
ほんとうに、
私と、私の周囲の人との共同作業で、
だから、
私がどんな人とつきあうか、が、
そのまんま、私がどんな人生を生きるか、
そのものなんだ、と思います。
今は割と、
周囲の人は私のよい面に光をあててくれる人ばっかりで、
(まぁ、私の周りはアドレリアンばっかりですから、当然と言えば当然なのですが)
しあわせに生きております
しあわせに生きたい人はお近くの自助グループへ、
って書くと途端に怪しくなっちゃうのがアレなのですが
うんでも、本音はそれ。
私が書くと、どうも怪しいので、
野田先生の言葉を載せておきます。
質問4「初心者向けにアドラー心理学についての講演をするときに、あなたが一番伝えたいことはなんですか?」
(Q4: In a lecture for beginners of Individual Psychology, what would you like to teach them the most?)
第一に、人はしあわせになれるということ。第二に、人に与えなければならないということ。第三に、このふたつは実は同じことだということ。
First, we can be happy, second, we should give to others, and, third, these two are the same thing in essence.
(日本アドラー心理学会HPより)
(この文章、本当に心からめっちゃ好きですシンプルで美しい)
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1月の定例会は以下の日程で行います。
アドラー心理学を、一緒に学んでみませんか?
「1月定例会」
(1)日時:2019年1月20日(日)午前10:30~12:00(開場10:00)
(2)会場:森湖休(しんこきゅう) 秋田県仙北市田沢湖生保内男坂61-10
(3)参加費:100円(冬季暖房代カンパ。温かくなったら無料に戻します)
(4)定員:10名
「2019年6~7月 パセージ@秋田市」
来年の6~7月に、秋田市でパセージを開催致します。
日程や場所などはまだ未定ですが、興味のある方、ご連絡をお待ちしております。
■お申込・お問い合せはこちらへ■
ena-san☆nifty.com(☆を@へ)
北村江奈まで