傍観者も、何かを学ぶ。 | 自分で自分の人生をデザインする方法

自分で自分の人生をデザインする方法

高校の先生を20年やる中で
3回うつ病を患い、そのたびに復活し、
今は旅館をやりながら
古事記を教えつつアドラー心理学を広めている
謎な人生を送っている人間がもがきながら掴んだ生き方のコツ

昨日、パセージ・プラス4章で、ロールプレイで末っ子ちゃん役をやらせていただいたときに思い出した事例のことを書きましたが、
 
 
私のやった末っ子ちゃんは、
事例にちょぴっとだけ絡むものの、
ほぼ「傍観者」の役割でした。
 
お母さんの相手役はお姉ちゃんで、
末っ子の私は多分、お母さんからもお姉ちゃんからも、そんなに意識されていない役どころだったと思います。
 
 
 
事例については詳しく書けないので、
私が感じていたことだけを書くと、
 
 
末っ子の私は、
お母さんとお姉ちゃんのバトルを見ながら、
 
「私は、よい子でいて褒められよう」
と決意しておりました。
 
心理面の目標だと、
1)私には、「おかあさんによい子ね、と褒められる」能力がある。
2)お母さんは仲間だけど、お姉ちゃんは仲間じゃない。
と思っていました。
 
 
 
でも、代替案で、おかあさんとおねえちゃんが仲良しになると、
 
 
 
 
こっちのほうがいいなぁラブラブ
 
 
と思っていました。
 
 
 
なんか、
みんなでいっしょに温泉に入っているような、
 
ほわほわとしあわせな気持ち。
 
 
1)私は、お母さんとお姉ちゃんに協力する能力があるし、
2)お母さんもお姉ちゃんも仲間。
 
って思っていました。
 
 
 
 
今回、ロールプレイで私が学んだことは2つです。
 
ひとつ目は、
 
「勝ち組でいる時ですら、人はどっか辛い」
 
ということ。
 
「誰かを下にすることで、自分が上にあがる」勝ち方は、
誰かが自分の上に行った途端、自分が下にさがって、負け組に転落してしまいます。
 
まさに昨日の、
お兄ちゃんが「いい子」になると、ボクの立場が脅かされちゃう!
と恐怖を感じたデビットのように。
(そしてさらにお兄ちゃんを下に下げようとする)
 
 
 
でも、みんなが横の位置にいると、
変に頑張って上に行ったり、
誰かを下にさげようとしなくてよくて、
すごく、体がリラックスしていました。
 
 
 
学んだことのふたつ目は、
 
「傍観者も、何かを学ぶ」
 
ということ。
 
おかあさんの意識は、すっかりお姉ちゃんに行っているので、
「私(母親)がこういう対応をすることで、お姉ちゃんは何を学ぶだろう」
ということは考えられても、
 
「私が、お姉ちゃんにこういう対応をすることで、それを見ている末っ子は何を学ぶだろう」
ということまではなかなか意識がいかないと思うのですが、
 
 
お母さんとお姉ちゃんの関係性を見ている末っ子も、
何かを学び、
何かを決意しておりました。
 
 
「教育効果」という点では、
うまく対応できると、効果は2倍(お姉ちゃん、末っ子ちゃん)になり、
へたな対応をすると、ダメージ2倍になる可能性があるのね~
と思っておりました。
 
 
いろいろなことを、
ふかく学べた、パセージ・プラス4章でした照れ
 
 
 
 

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11月の定例会は以下の日程で行います。
アドラー心理学による子育て方法を、一緒に学んでみませんか?
 

「11月定例会」
(1)日時:2018年11月18日(日)午前10:30~12:00(開場10:00)
(2)会場:森湖休(しんこきゅう) 秋田県仙北市田沢湖生保内男坂61-10
(3)参加費:100円(冬季暖房代カンパ。温かくなったら無料に戻します)
(4)定員:10名

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