お楽しみはこれからだ PART7
- お楽しみはこれからだ―映画の名セリフ〈PART7〉/和田 誠
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相変わらず、黒磯のライブの方にエネルギーがいってしまって、読書に集中できない。そのかわり、スポーツ新聞や夕刊紙をよく買って読む。本を読むほどの集中力がいらないので、ちょうど手ごろなんだろうな。
しかし、この書評プログもやっているわけで、あまり長期間、読書なしもいかがなものかと思った。それで、すぐに読めそうな、この本を選ぶ。主に洋画の名セリフを集めた有名なシリーズもので、『キネマ旬報』の名物連載コラムでもあった。
とりあげる映画のイラストと、名セリフとともに、その映画自体も紹介して、見開きで一話完結。読みやすい作りになっていて、これなら集中力が少々欠けていても、一冊、読み切れるな、との判断。
難しい。調子のいい時ならスイスイと頭に入っていきそうな内容なのに、どうも、ページの上を、ただ目が追ってるだけになっている。
一つだけ、「あ、いいセリフだな」と目がとまったものを書いておこうか。
史上最悪の映画監督といわれた人物を描いた『エド・ウッド』の中で、ある監督が主人公エド・ウッドを励まして言う一言。
「自分の夢のために闘え。他人の夢を撮ってどうする」
なんかいいなァ、と思った。