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2017-02-21 00:05:18

知っていますか? 視覚障害者の暮らし 一問一答

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知っていますか?視覚障害者の暮らし一問一答/解放出版社
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 今、ちょうど視覚障害者の方の取材をしている。
知り合いから「この人の本を出してみないか」と紹介していただき、何度か
インタビューもしているところだ。

 それで参考として、こういう本も読んでみた。本自体は、文字も大きく、ページ数も
少なく、一時間もあれば読めてしまう。巻末の点字の紹介部分は、とりあえずパス。

 本は20年前のものであり、まだ今ほどバリアフリーが浸透していなかったとしても、
意外なほど、取材で聞いた話とダブる部分は多かった。
 駅にもっとホームドアつけてほしい、とか、視覚障害者でもパソコンを使える人が
多いのを世の中の人はもっと知ってほしい、とか。

 私が今、取材をしていて興味深いのは、立場による「モノの捉え方」の違い。
 たとえば、目が見える側の人間は、点字ブロックさえつけてばバリアフリーやってる
と安心するが、みんな平気でそこに自転車置くし、ブロック内でなきゃいいだろ、と路
上のブロックのすぐ横に立て看板置いたりする。
 でも、私だって、普通に道歩いてて、そういうの気づかない。
 自分に都合のいい視点だけで見ても、いろんなものを見逃すんだな、と再認識した
次第。
 
 
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2017-02-09 01:17:09

福祉を食う

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福祉を食う―虐待される障害者たち/毎日新聞社
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どうも、こういう本を読んでもいろいろ難しいとは思いつつ、やはり考えてしまう。

 この本は20年ほど前に出されたもので、どれだけ障害者の人たちがヒドい虐待を受けたかを毎日新聞の社会部が取材、告発したものだ。

 第一章は、障害者の労働力を利用しつつ、暴行を加えたり、女の子はレイプしたり、ムチャクチャやっていた茨城県水戸のアカス紙器という会社の話。

 第二章は、知的障害者に暴行やレイプなどを行っていたといわれる福島県白河市の施設「白川育成園」の話。

 そのあとも、障害者を利用して「甘い汁」を吸っていたとされる様々な人たちや施設の話が出てくる。身内の障害者をエサにしてカネを得ている家族の話もある。20年たった今でも、相変わらずいくらでもころがっている話。

 

 

 確かにこういう本を読むと、障害者は被害者であり、それに暴力を加える人たちは「悪いヤツ」という図式はすぐに成り立つ。

 でも、現実、そう簡単にはいかないだろう。とくに知的障害や精神障害となると、暴れたり、奇声を発したり、様々なことが起きるのは想定できる。家族だって、とてもそういう状況に耐えられなくて施設に入れたりもしたわけだし、施設に入れたとして、一方的に施設側を「悪役」にして済む問題でもないわけだ。自分の子供をビトい目に合わせたくなければ、とことん自分で面倒を見る選択肢も、一応、あるわけだし。

 

 ところが、こういう本では、あくまでも障害者を虐待する施設側が一方的に「悪役」で、それを告発する「市民運動」側が正義、という図式があらかじめ作られている感じがとてもする。

 私の実感としては、だったら、そういう「きれいごと」をいうマスコミの側が、実際に障害者施設を運営すりゃいいじゃないか、といいたいくらい。

 そりゃ、知的障害者を食い物にする施設側はヒドいかもしれませんよ。それを攻撃するのは「正義の味方」にもなれるし、気持ちいいし、責任ももたなくてすむし、楽かもしれない。

でも、じゃあんたたちはそういう人たちを受け止めるだけの覚悟も責任もあるかな、と問い返したい。

 

 まさに「きれいごと」ばかりで、カッコいいことだけ言って、別に自分たちは何の負担も背負わないような連中には、私としても辟易としている。建て前だけの「市民運動家」のような人たちは、私はやはり苦手なのだ。

 トランプ米大統領の報道を見ても、「国境をふさぐのはヒドい」「難民受けれ入れるべき」と通りいっぺんの人道主義での報道を日本のマスコミの多くは繰り返すけど、本音としては国民の多くは「異分子」が入ってくるのはいやなのだ。だからトランプが勝った。そのトランプのやり方が正しいとは思わないが、少なくとも、「きれいごと」ですませようとする「市民運動家」のような人たちよりもマシ、なのだ。

 かつてとんでもない目にあったでしょ、民主党政権。「きれいごと」と政治やろうとしたら、すべてが逆回りになってしまったあの時代。

 

 この本の話に戻るなら、障害者は「被害者」であり、悪辣な連中にどれだけの被害にあったか、というステロタイプなストーリーはもう終わりにすべきではないか、と心から思う。

障害者側はもちろん、その親にしたって、もっとちゃんと防衛策は考えているし、福祉をネタにして「甘い汁」を吸う余地はなくなっているはず、なのだ。

 いや、実は実態はよくわかんない。いまだに「甘い汁」吸ってる連中もいるのかもしれないな。ただ、それを告発する側の「市民運動家」も、ある意味、「甘い汁」吸ってる連中ともいえるわけで、そのへんが難しい。

 結局、この本は一方的に「きれいごと」で、障害者に暴行を加えた会社や施設を攻撃するが、私は「そんな単純な図式ではすまないだろ」と思う。

 障害者の皆さんにしても、「行政」に頼りきりになるのではなくて、自分たちでやれるところまでは自分の道を切り開くしかない時代になっているのですよ。

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2017-02-08 11:30:27

世界の宗教がざっくりわかる

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世界の宗教がざっくりわかる (新潮新書)/新潮社
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 やはりタイトルが気になって図書館で借りた本。「宗教」という重いテーマを、「ざっくり」という、非常にテキトーな角度から分析する、なかなかユニークな試み。

 なるほど、と感心させられる箇所は少なくなかった。
 たとえば一神教の代表のように見られているキリスト教は、実は多神教の要素が非常に強く、厳格な一神教を志向するイスラム
教徒から見たら中途半端なもの、とか。
 マリア信仰、現世利益を目的とした聖者信仰、キリスト像やマリア像をはじめとした偶像崇拝などに、その多神教性が見える、というのもなんとなくわかる。
 さらに多神教性の最たるものがクリスマスで、もともとキリスト教普及以前にあった冬至の祭を取り込んだものだとか。

 天台宗、日蓮宗が信奉する法華経が、現世中心主義、つまり現世利益をうたった最高の経典、との分析も、なるほどだった。それと「大乗仏教」も、今や日本がその中心地で、他のアジア圏ではあまり広まっていない話も、なるほどだった。

 かつてオウムを擁護したとして問題になったり、この本の著者はなにかとトラブルも多い人だが、「ざっくり」と分析してもらうと、なかなかわかりやすい。
 
 
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2017-02-03 11:22:05

安心して絶望できる人生

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安心して絶望できる人生 (生活人新書)/日本放送出版協会
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 これはなかなかなタイトルだな、とまずそこに目がいって図書館で借りてしまった。

 北海道・浦河にある「べてるの家」という統合失調症などの人たちが暮らす共同体の話。
10年前くらいに出た本だが、全国的にも有名なところらしい。

 簡単に言えば、自分の病気を自分で研究する「当事者研究」を行うことで、抱えている病気
と出来るだけ「共存」していこう、としているわけで、幻聴、人格障害、周囲のみんなが自分の心の中を見透かしていると思い込む「サトラレ」など、いろんな症状の人の「当事者研究」が
紹介されている。
 その活動をキッカケに、自分たちで作ったCDやビデオなどを売るのどの起業を果たした人たちもいるらしい。

 ただ、病気が治ったりはしない。
 ここで行われるのは、「治療」というよりも、病気である自分を受け入れていくこと。「健康な一般人」と同じレベルになるのはあえて諦めて、いわば「絶望」から、自分なりの新しい価値観を構築することのようだ。
 これ、共感できる。
 果たして「健康な一般人」であるのが絶対的な価値をもつものか、私もちょっと疑問をもっているからだ。早い話、それだと身障者の人は最初から「負け組」ってなってしまうわけだし。
 人の一生に「勝ち組」や「負け組」なんてあるはずないと思うし、精神障害は治療して治すのが絶対に正しい道とは思えない。治療のために「薬漬け」になっていく患者もあとを絶たないともいわれている。
 その意味でも、この本の趣旨はスムーズにアタマの中に入ってくる。
 
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2017-01-29 13:14:42

男が泣ける昭和の歌とメロディー

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男が泣ける昭和の歌とメロディー/平凡社
¥価格不明
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 昭和の歌の中から、著者が独自に「泣ける歌」をセレクトして楽譜付きで紹介した本。
 なにやら「自己陶酔」の匂いがプンプンする文章そのものは、ちょっと好きになれないところはあるとしても、選曲自体はとても私の嗜好とも合っている。

 なにより最初に『海ゆかば』と『インターナショナル』、続いて『空の神兵』などの戦争に関連した歌をもってきたところが、ホントに泣ける。歌って泣き、聴いて泣ける歌というのはイデオロギーとかそういうのを超越してしまうのだ。実際に私も、酔ってYoutubeで『インターナショナル』聴いたら、共産主義とかちっとも共感しないのに涙出てきたし。甲子園大会の欺瞞性は大嫌いなのに『栄冠は君に輝く』が大好きなのと一緒。
 人間を感動,昂揚させる分子が、ああいう歌には必ず含まれてるってことだろう。

 『襟裳岬』の「寒い友達」が、大学闘争に敗れて、北に移り住んでいた友人を訪ねる若者、って解釈もうなずけるところだった。

 それ以降も、男と女にまつわる歌や家族愛をテーマにした歌などが紹介される。
 でも、戦争や闘争にまつわる歌が一番泣けやすいな。
 
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