こんにちは。

一恵@リアルタイムです。

 

 主人公は女子高校生。自分の中に軸という名のホモセクシュアルの男の子がいて、ときどき右手を軸がコントロールしてしまう。彼女のこの夏休みの目標は処女膜を何とかすること。

 

 その彼女が会いに行ったのは、以前フィランソロピー研究所で一緒だったシンナー常習者のゲンちゃん。

 

 久し振りに会ったゲンちゃんは、ブレザーの女子高生の制服を着ていて、カールされた黄色に近い茶髪だった。そして、一刻も早く手術して、レズビアンになるのが夢だと言う。

 

 それから、何度かゲンちゃんに会いに行くが、そのたびに違うタイプの女子高生の制服を着ている。セーラー服とか。

 

 F式とは、フィランソロピー式レポートのこと。

フィランソロピー研究所とは、人里離れたところにある監禁型の精神病患者のための施設。

 

 これは、そこを出たあとのお話。

なんだか、わかるような、わからないような、仁川高丸さんの作品。

 

 

F式・夏 (広済堂アテール文庫)/仁川 高丸
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