淡水という港町の近くにある関渡媽祖宮(かんとまそきゅう)という航海の女神を祭る道教のお寺に行きました。台湾のお寺の屋根は独特で、形、色ともに飾り立てた感じです。


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 ここで、おみくじを引きましたが、日本とは全然やり方が違います。まず、お祈りする時に、名前と生年月日と住所を神様に伝えて間違いのない様にします。神様なので日本語が通じるそうです。神様だから住所まで言わなくてもわかるんじゃないかと思ったりもしますけどね。

 

 半月型の赤い木型が置いてあるのでそれをふたつ取ります。みかんの一房のような形で平らな方が裏で、丸みのある方が表。これをふたつ床の上に投げて、表と裏が出るとYES。裏と裏はNO。表表は自分の判断です。

 

 おみくじを引いていいですかと投げて、表裏だったので、木の棒がたくさんある中から一本抜きます。13番というのが出ました。それを戻して、13番ですがいいですかとまた投げると、また表裏。YESなので、13番の引き出しからおみくじをもらいます。

 

 そしたら、日本の大吉に当たる「上上」というのが出ました。ラッキー。項目毎にいろいろ書いてありますが、細かいことはわかりませんがOK。

 

 このやり方はどこも同じで、行天宮でもあとから行った龍山寺でも赤い木札を投げている人がいました。

 

 台北から淡水に向かう道の途中に緑のネオンサインがあって、檳榔(びんろう)という文字のある店がいくつかあります。これは植物で、その種子を噛みタバコのように噛むもので、ちょっと精神がハイになるというガム風のものだそうです。

 

 口の中が真っ赤になるのと、食べられないため吐き出すことから、品の良くないものとされていて、眠気覚ましにトラックの運転手に愛用者が多く、お店の競争で売り子の若い女性の露出度が高くなって、風紀上台北市内では規制されているとか。

 


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 それがこの辺ではまだ見られるということで、車の中から写真を撮ってみましたが、女性がいることはわかるだけで、その姿はよく見えませんでした。買う人が車を止めると、女性が出てきて注文を聞いて商品を持って来るんだそうです。どうでもいいけど。

 

 そのあと、足裏マッサージの発祥のお店でお決まりの足裏マッサージと追加で上半身のマッサージもしてもらいました。効くぅ~という感じでその夜はぐっすり眠れました。


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 足裏で、場所によって激痛とでもいえる痛さが走るところがあって、その場所によって身体のどこが悪いかというのがわかります。結構当たっていて、身体は正直だと実感。

 

 このお店、漢方薬もいろいろ売っているんですが、そのためのデモンストレーションがすごかった。ちょっと髪の薄い小太りのおじさんが出てきて気功の力を見せてくれます。

 

 キャラメルを温めて釘の形にして、それを固い竹のようなさとうきびの茎に一気に打ち込んだり、身体に巻いた針金を息を吸い込んで息張って切ったりするパフォーマンスのあと、真っ赤に焼けた鎖を掌でなぞるという荒業。

 

 掌から煙が出て、焦げた感じになったのを見せてから、皮膚に効くという薬をたっぷり付けて、10分くらい経つと、やけどの跡も残らないという、ちょっと引いてしまいそうなデモでした。心臓に悪いよ。