こんにちは。
一恵@リアルタイムです。
この不思議なタイトルは、ある少年の大切な場所のこと。小さな沼のほとりの大きな桜の樹で、少年は樹の声を聞く。呼び寄せられるように近付いたとき、急におしっこがしたくなって、樹におしっこを引っかけていると、今度ははっきりと声を聞く。
「とれてしまうぞ。」 なんなの?
「そんなことをすると、とれてしまうからね。」 どうして?なにが?
「おちんちんがとれてしまうんだよ。」
その夜、ヒロシはペニスがとれる夢を見て、それから度々そういう夢を見るようになる。
ヒロシはその樹に「太郎」という名前をつけ、自分の背が伸びるとその枝に届くようになり、樹に登って過ごすようになる。沼には巨大な草魚がいて、ヒロシは枝の上から釣ろうとしている。
ここで出会った柔道部のエース、亘はアクシデントでヒロシを傷つけてしまう。
8年後に偶然再会したふたりは、亘がヒロシにバイト先を紹介することで話をするようになるが、ヒロシは秘密を抱えていた。
そして、誰も知るはずのない秘密を知っている夏恵の登場でヒロシの心は揺れる。
この秘密を知りたくない人は、ここから先は読まないでくださいね。
ヒロシは実は幼い頃から両性具有だったが男の子として育ってきたが、身体のほうは女性化が徐々に進行中だった。そしてついに、激しい陣痛のような痛みに襲われたヒロシはペニスと睾丸を産み落としてしまう。
元看護婦だった夏恵によると、こういう症例が稀にではあるが増えているという。
現に夏恵自身も。。。。。。
ヒロシは完全な女になってしまい、やがて生理も始まる。そして・・・・・・
作者が最初はタイトルを「さよなら、おちんちん」にしようかと思ったけど、それでは手にするのを躊躇する人も多かろうと、変更したそうです。内容的には、まさに「さよなら、おちんちん」という内容でした。
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