今回の河口湖への小旅行。

よく考えたら、日本に帰ってきて一番長い間連続して一恵でいたかもしれません。

 

 アメリカにいたときは2泊3日というのがありましたけど。(シカゴ旅行 ←テーマ:「女友達」で絞ると見つけやすいです。)

 

 朝9時頃のバスに乗るために、8時くらいには着替えてたし、帰りは渋滞で遅くなって夜10時近くに着替えたから、14時間くらい。日本に来てからの最長不倒距離かも。

 

 零戦に会いたくて計画した旅行だったのですが、わたしにとっては高速バスに乗るっていうのがちょっとチャレンジングだったんですよね。一度乗ったら途中で降りられませんからね。

 

 夏の週末の富士五湖行きですから結構混んでいそうで、予約しないといけないとわかってネットで予約しました。

 

 このとき、名前(カタカナ)と性別を登録しないといけないわけです。迷いましたが、最後にビビッたらキャンセルすればいいやと、しっかり「ヤマナイチエ」「大人(女性)1名」で申し込みました。発車時刻の30分前まではキャンセルできるんですよ。

 

 女性専用車というのもありましたが、さすがにいくら図々しいわたしでも、これに申し込む勇気はありませんでした。


女装しちゃった-110809

バスの予約状況のプリントアウト

 

 で、当日着替えた後、駅に行く途中のコンビニで思い切ってチケットを発券してもらったんですが、やり方がよくわからなくて女性の店員さんに教えてもらいながらチケットを買いました。

 

 ここで変な顔もされなかったので、パスできたんだろうと自信をつけて、新宿のバスターミナルへ。ワーワーキャーキャー賑やかな若い女の子の団体がいたりして、うわっ、こんな子たちに囲まれたらヤバイと思いながら出発時間を待ちます。

 

 隣にどんな人が来るのかドキドキでしたが、行きは無口そうな学生風。帰りは家族連れのお父さんで、どちらも男性でした。結構長い間一緒にいるので、どうかなとも思いましたが、話しかけられることもなく、何てことありませんでした。心配していたくしゃみやせきが出なかったのも助かりました。

 

 特に帰りは大渋滞のせいで、5時間近くもバスに乗っていたんですが、日頃の修行のおかげで、長時間でも普通に当たり前に女らしく座ってられたのが良かったのかもしれません。

 

 長かったので普通は寄らない談合坂のレストエリアでトイレ休憩がありました。時間もないし、わざわざ身障者用のトイレに入るのも却って目立つし、このカッコで男子トイレもないだろうと、迷わず女子トイレに走りました。

 

 そしたら、男性用の朝顔がズラッと並んでいて、一瞬男子トイレに入ったのかと思いましたが、これはお母さんと一緒に来る子供用なんですね。

 

 デパートなんかだとひとつだけあることがありますが、あんなにズラッと並んでると勘違いしてしまいます。それにしても、最近のレストエリアのトイレの快適なこと。広いしきれいだしウォシュレットも音姫も付いてるし素晴らしいですね。

 

 それから、博物館からの帰りに思いがけなく駅まで車に乗せてくれた方が人懐こい方で、結構たくさんおしゃべりしました。よく考えたら、わたしのことをわかっているお友達とおしゃべりしたことはあっても、何も知らない方とこれだけおしゃべりしたのは初めてかもしれない。

 

 向こうは運転してるし、助手席にいろんなものが置いてあったので私は後部座席なので、面と向かってというより、声と雰囲気で会話してたわけです。

 

 こうしてみると、外出だけはたくさんしてて、ひと言ふた言の会話はしょっちゅうあるけど、まとまった会話がほとんどないことに気づきました。

 

 そういえば、飛行館の受付には若い女の子がふたりいたんですが、途中雨が降ってきたときに声をかけてくれて、少しだけど、ここでもおしゃべりしたな。駅の隣の観光案内所のおばさんとも話したし、今回は結構大勢の人と話をしましたね。

 

 第一印象で向こうが勝手に女だって最初に思い込んでくれれば、少しくらい変な声でもパスしちゃうみたいですね。声は変でもそれなりの女性らしいしゃべり方は意識してますよ。もちろん、オカマしゃべりじゃありません。

 

 今回は零戦に会えた嬉しさに加えて、いろんなシーンでパスできた嬉しさが重なって、長かったけど嬉し~い一日でした。わたしにとっては、この夏一番のイベントかしら。