こんにちは。
一恵@リアルタイムです。
吉本ばななのベストセラーですから、読んだことある人、たくさんいると思います。映画にもなりましたから、見た人もいるのでは?
「キッチン」「満月-キッチン2」「ムーンライト・シャドウ」の三部作になっています。
「キッチン」では、たったひとりの肉親だった祖母を亡くしたみかげが、祖母と仲のよかった雄一とその母親の家に同居するようになる。
その母親のえり子さんというのが実は元父親で、雄一が幼い頃本当の母親が亡くなったときに、女になると決めて手術してその手のお店を出して女手(?)ひとつで雄一を育ててきたという。
映画ではえり子さん役を橋爪功さんがやっていて、ちょっと原作とは違う感じで気持ち悪かったけど、みかげをやっていたのはモデルの川原亜矢子さんだったんですね。
みかげも雄一もえり子さんも、愛する人を亡くしたわけで、そこから立ち直る過程が描かれています。
「満月」では、えり子さんの突然の死から始まって、離れていながらお互い支え合う雄一とみかげの家族ともいえる絆が印象的です。
「ムーンライト・シャドウ」も恋人を失った若い女性の話。
さつきと恋人の等と、等の弟の柊と彼女のゆみこさんの4人は仲良しだったけど、柊のところに遊びに来たゆみこさんをついでだからと等が車で駅に送って行く時に交通事故に巻き込まれ、ふたりは即死。
彼氏を失ったさつきと、彼女を失った柊。
さつきはジョギングで気を晴らそうとする。
柊はゆみこさんの形見のセーラー服を着て登校するようになる。
そんな柊は学校では女子から同情票を集めてもててもてているという。かっこいい男の子が突然セーラー服で登校して、それが亡くした恋人の形見だというのを知ったら、女の子は彼のことを放って置かないと。
一方、さつきは橋のところで出会ったうららから、百年に一度の見ものがあるという話を聞く。
三部とも愛する人を失い残された人たちの物語。
そしてなぜか、女装する人が出てくる。
で、世界的なベストセラー。
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