おはようございます。
一恵@リアルタイムです。
 
 まだみんなが電気を使い出す前に使っています。というより、元々早起き、朝型人間なのと、被災地や原発のことを考えると、よく眠れないというのもあります。余震でも起こされるし。
 
 今日はこのブログには珍しく、建設的な意見を展開。
 
 今回の震災の被害で、電力がボトルネックになっています。あるコンサルタントの方が提唱する早期復興への道。

 非常に素晴らしいアイディアだと思いますので、わたしのアイディアも乗せてご紹介します。

 今やっている計画停電の問題は、供給側がコントロールするため、消費の具合によって、予定していた停電が必要なかったり、昨日のように、もう少しでオーバーしそうになったりすることです。

 いつ電気が止まるか読めないので、製造業は稼動できないし、交通機関の運行も不確かになる。また、自衛のためにガソリン、食料などをバッファ的に溜め込んで、本当に必要なところに回らないこともあります。

 予想より少ない消費の時は、本当なら停めなくて良かった無駄が出る一方、計画で有無を言わさず停められているところでは、病院や命のために電気が必要な人たちの電気も一律に止められるわけです。信号も消えて交通事故も起こっています。

 これに対し、計画停電は行わず、その代わり常にリアルタイムの電気消費量を見えるようにするというアイディア。

 そして、例えば80%を超えたらイエローで、90%を超えたらレッドゾーンとか決めて、その時にひとりひとりが切る電気を予め決めておくんです。

 テレビやインターネットで常時電気消費量をモニターして、イエローやレッドになったら、電灯を切ったり、冷暖房を切ったりする。テレビやネットを切っても携帯で消費量はモニターできますよね。地震警告みたいに携帯を警告という形で鳴らすことだって難しくないでしょう。

 命に関わるものや信号は最後まで落とさず、電車の運行や工場の操業は極力維持する。レッドになったら冷蔵庫も切る。どっちみち、計画停電だと切られちゃいますしね。

 つまり、供給側ではなくて、消費する側が自分たちでコントロールするんです。きめ細かい配慮ができて、決まりを守れる日本人なら絶対コントロールできると思いますよ。

 実際、昨日、消費がオーバーしそうになって大規模停電のおそれがあるというニュースが流れた途端、みんなが電気の使用量を落として回避できたじゃないですか。効果のほどは証明されています。

 まだまだ、我慢できる部分があるっていうことですよね。それに、このやり方なら、どうしても必要なものは動かし続けることができるんです。

 もちろん、みんなが常時節電そのものをする努力が最初ですが、このアイディア、政府と東電が採用してくれませんかね。今の政府のレベルじゃ無理かな。みんなで言えば気付くかもしれませんね。

 実は、これは「ザ・ゴール」でゴールドラットの提唱するTOC(Theory of Constraint=制約の理論)のDBR(ドラムバッファロープ)という考え方の応用なんですよね。

 グッド・アイディアだと思うけどなぁ。