7月28日(日)
小学4年の息子と、夫と共に、甲斐駒ケ岳に登るため、
前日に北沢峠にテントを張りました。
この日は、朝5時に出発し、仙水峠経由で登りましたが、
ペースが上がらず、駒津峰に8時に到着しました。
体調が今ひとつの夫の希望もあり、長めに休憩します。
駒津峰からは、仙丈ヶ岳、鳳凰三山、中央アルプス方面も見えました。
山頂方面は、少しガスがかかってきました。
お天気がもってくれることを期待して、8時半近くになって、再び歩き始めます。
いったん下ります。
山頂がきれいに見え、思わず歓声。
でも、ここからが正念場。
突然、夫が声をあげ、立ち止まりました。
両ひざに手をあてて、苦しそうです。
私「どうしたの?」
夫「両足の太ももが攣った」
この先どうしよう。
夫だけ駒津峰に戻り、息子と私は山頂を目指すか、
ここまでとし、3人で下山するか、
あるいは3人で山頂を目指すか。
夫「お父さん、登れないかもしれない」
息子「そんなのやだよ。一緒に行こうよ」
夫「分かった。がんばる」
足の屈伸を何度も繰り返します。
「天気もいいし、ゆっくり行けば大丈夫そう」
夫の顔色、様子を見て、私も大丈夫かな、と思いました。
再び歩きます。
岩場の直登と、巻道との分かれ道。
私「どうする?」
夫「砂地は苦手だし、この状態だとかえって苦痛だから、
手を使える岩場がいい」
岩好きな息子は聞くまでもなく直登に目を輝かせています。
山頂が近付いてきました。
この辺りで、また長めに休憩しました。
最後のひと登り。
がんばれ。
そして10時20分、ついに3人そろって山頂です。
飛行機雲がきれいです。
こちらの頂標で、写真を撮ろうとしていたところ、
優しそうな方がそばにいらしたので、撮影をお願いしました。
帰宅後に分かったのですが、ブログを拝見している
オヤジロケットさんでした。
黒戸尾根を登ってこられたとのこと。
山での思わぬ出会い。
奇跡的な偶然に感激もひとしおです。