甲斐駒ケ岳3(駒津峰~山頂) | ファミリーで登る山日記 のち日々雑感

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1995年に夫と2人で始めた山登り。
2年半の北海道在住をはさみ、2001年にはキリマンジャロに登りました。息子が生まれてからは、3人で八ヶ岳やアルプス、残雪期の山歩きなどを楽しみました。
息子が家を出た今は、日々のことをいろいろ書いています。

7月28日(日)


小学4年の息子と、夫と共に、甲斐駒ケ岳に登るため、

前日に北沢峠にテントを張りました。

この日は、朝5時に出発し、仙水峠経由で登りましたが、

ペースが上がらず、駒津峰に8時に到着しました。


体調が今ひとつの夫の希望もあり、長めに休憩します。

駒津峰からは、仙丈ヶ岳、鳳凰三山、中央アルプス方面も見えました。


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山頂方面は、少しガスがかかってきました。


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お天気がもってくれることを期待して、8時半近くになって、再び歩き始めます。



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いったん下ります。

山頂がきれいに見え、思わず歓声。

でも、ここからが正念場。



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突然、夫が声をあげ、立ち止まりました。

両ひざに手をあてて、苦しそうです。

私「どうしたの?」

夫「両足の太ももが攣った」


この先どうしよう。

夫だけ駒津峰に戻り、息子と私は山頂を目指すか、

ここまでとし、3人で下山するか、

あるいは3人で山頂を目指すか。


夫「お父さん、登れないかもしれない」

息子「そんなのやだよ。一緒に行こうよ」

夫「分かった。がんばる」


足の屈伸を何度も繰り返します。

「天気もいいし、ゆっくり行けば大丈夫そう」

夫の顔色、様子を見て、私も大丈夫かな、と思いました。


再び歩きます。


岩場の直登と、巻道との分かれ道。

私「どうする?」

夫「砂地は苦手だし、この状態だとかえって苦痛だから、

手を使える岩場がいい」

岩好きな息子は聞くまでもなく直登に目を輝かせています。



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山頂が近付いてきました。


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この辺りで、また長めに休憩しました。


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最後のひと登り。

がんばれ。


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そして10時20分、ついに3人そろって山頂です。

飛行機雲がきれいです。


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こちらの頂標で、写真を撮ろうとしていたところ、

優しそうな方がそばにいらしたので、撮影をお願いしました。


帰宅後に分かったのですが、ブログを拝見している

オヤジロケットさんでした。

黒戸尾根を登ってこられたとのこと。

山での思わぬ出会い。

奇跡的な偶然に感激もひとしおです。


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