099:クラス替え | 【障害児園ドタバタ奮闘記】天使達に囲まれて……

099:クラス替え

運動会の興奮も冷め遣らぬ頃……小鯵園はクラス替えをした。


え?

クラス替えって、幼稚園・保育園なら年一回じゃないの?


って?


いやいや。

小鯵園は、皆さんご存知のように「知的障害児自立支援施設」。


通園児の皆が皆、自閉症・学習障害・ダウン症などなど……。

それぞれに障害を持っている。


同じ歳で

似たような環境でも


重度・軽度


その違いによって、成長速度もそれぞれ。


順応性。

そして「どこまで伸びる事ができるのか」。


それも、それぞれなのだ。




前にも書いたと思うが……カニ組・エビ組は、単純に年齢で分けているワケではない。

主にその


度合い


で分けている。


カニ組は軽度

エビ組は重度


だ。




でも……その重度・軽度も、日々変わる。


たった半年で


抜いちゃったり

抜かれちゃったり


しちゃうのだ。




そのクラス替え。

ワタシはエビ組へ配属となった。


元・エビ組でベテランの犬井先生(推定40後半)と、勤続4年で24歳の若井先生(共に女性)。

そして元・カニ組の青井先生。


あと、時々ボランティアの神野さん(推定40前後)。


頼りにしていたおかん先生こと岡野先生だが……残念ながらカニ組に残留。


「ユミコ先生なら、大丈夫よーっ!!

 だってワタシのイチオシなんだからっ!!」


と、エールを頂いた。




むぅ……。

どうやら小鯵園歴たった半年で、重度のエビ組へと配属になったのは……きっと


保育士免許もさる事ながら


おかん先生の太鼓判


も効いたようだ。




さてさて、そんな新・エビ組。

さてさて、そんなワタシの新・エビ組。


このクラス替えを機に、新しい子がホントは定員オーバーなのに無理無理やって来る。


名前を「織田 リュウヤ」君。


今まで通っていた保育園からの転園だった。




---つづく---








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