『三陸一宮 荒神社例大祭』
先月25,26日。
田の浜、荒神社例大祭が行われました。
あの日、参道口と石段口の鳥居を流され、社務所、御神輿、御神木までも流され、本殿も床上までも浸水した荒神社。
あれから4年の月日が流れました。
全国の皆さまからの応援と善意を頂き、ここに復活することが出来ました。
その御披露目と感謝の気持ちを込め、真夏の青空のもと、荒神の浜に復活の狼煙をあげました。
本殿から、本格的に修復されたとは言えないガタガタの石段を下ろされた御神輿は、荒神の浜を右へ左へと練り歩きぐるぐると回転し海に入って浄められ、海上渡御といって御輿をフライキ(大漁旗)で飾った輿船に載せて船越湾を巡り、漁の安全と大漁を祈願しました。
三陸のお祭りといえば虎舞(とらまい)。
この由来は諸説ありますが、虎は千里行って千里帰ると云われることから、沖へ出ても必ず帰るようにと、漁師の安全を虎に託して舞ったとされています。
大神楽の軽快なお囃子が青空に響き渡ります。
荒神の御輿は勇壮で迫力のある暴れ御輿。
暴れれば暴れるほど御利益があるとされ、今年の御輿は暴れまくって凄かった~(*≧∀≦*)。
厳かに神事が執り行われました。
神事のあとは山の内剣舞(やまのうちけんばい)です。
出陣を前に士気を高めるがの如く舞われたものと伝えられている、躍動感のある勇ましい舞いです。
メインの会場での行事を一通り終えると、今度は各地区へ門打ちへと出向きます。
もう夕方になり、みんな真っ赤に日焼けし、疲れているであろう最後の力と笑顔で門打ちました。
参加している人たちも観ている人たちも、みんな笑顔で素晴らしいお祭りでした。
来年はぜひ生でこの迫力を体感して欲しいと思います。
*かっつさんのブログ*
『こっちは今こんな感じです』