よく咲くすみれ
脳を元気に保つために、忘れてはならない大切なミネラルがカルシウムです。カルシウムは天然の精神安定剤と言われるほど、神経のいらだちを抑えて、精神を安定させる働きがあるため、不足すると脳機能が低下して、神経過敏になったり、イライラして怒りっぽくなったりすることがあります。
また、短期的な記憶や新しいことを覚える力に作用するアセチルコリンという神経伝達物質が、アルツハイマー型認知症では著しく減少しているという報告がありますが、このアセチルコリンの働きに関与する酵素には、カルシウムが必要であるとの報告もあります。
さらに脳機能に欠かせない神経伝達物質が、神経細胞から放出されるときのスイッチの役割をするのも、カルシウムです。
このように脳の機能に関係のあるカルシウムですが、日本人の成人の1日あたりのカルシウム推奨量は、600~800㎎に対し、現代の日本人の平均摂取量は531㎎と、足りていない状況です。
また、カルシウムは、ストレスによってマグネシウムとともに体外に捨てられてしまうことも知られています。
ストレスとは、精神的なものだけでなく、電磁波、紫外線、冷暖房完備による屋外と室内の寒暖の差、騒音など現代社会特有の物理的ストレスも含まれます。
ストレスの多い人は、意識してカルシウムを、マグネシウムとセットで摂りましょう。カルシウムとマグネシウムは゛ブラザー(兄弟)イオン″と言われるほど、密接に結びつきセットで働きます。
カルシウムは骨などに蓄えられますが、マグネシウムは蓄えられません。
カルシウムを豊富に含む乳製品の過剰摂取は、マグネシウム不足になるので注意が必要です。
カルシウムもマグネシウムも含む食品は、大豆製品や種実類、煮干しやさくらえび、海草など海産物の乾物食品です。乾物は買い置きができ、いつでも手軽にサラダや野菜、汁物などにトッピングできて便利です。
シンちゃん、今日も日向ぼっこです。
🎤今日も見て頂き、有り難うございました!