◇脳の働きに重要な役割を果たす栄養素。特にDHAは、認知機能に関わるさまざまな情報の伝達速度を高めます。
EPA・DHAは、nー3系の多価不飽和脂肪酸で、それがなくては生命維持ができないのに、人間が自ら体内でつくり出すことができないため、食品から摂取しなければならない必須栄養素のひとつです。そして、EPA・DHAは、脳の働きに欠かせない栄養素でもあります。
特にDHAは、脳の神経組織に非常に多く含まれ、認知機能に関わるさまざまな情報の伝達速度を高める働きがあるといわれています。
そのため、DHAが不足すると情報伝達がうまくいかなくなり、記憶力の低下や判断力の衰えにつながると考えられています。
なかでも老化に伴う学習能力の低下や認知症の改善に役立つものとみられており、脳機能の衰えが気になる方は、しっかり確保したい栄養素です。
一方、EPAは、血液をサラサラにして、血中の中性脂肪の濃度が高くなるのを抑制したり、動脈硬化、心筋梗塞、高血圧などの生活習慣病をはじめ、アレルギー症状の予防と改善などの働きもあります。
認知症の中でも、脳梗塞や脳出血などが原因で起こる脳血管性認知症を防ぐためには中性脂肪を減らし、血流を良くして、血管障害を起こさないことが大切です。
EPA・DHAは、魚の油に多く含まれるため、カロリー制限などで、油ののった魚の摂取を控えるのは、脳機能の低下を引き起こす危険が伴います。魚の油は積極的に摂取しましょう。
さば、さんま、いわしなどの青魚や、まぐろ、かつおなどの赤身、たら、ひらめ、たいなどの白身、鮭、うなぎなど魚全般に豊富に含まれます。
調理法としては、油を外に逃さないという点では刺身は最適です。しかし、生食だけにこだわらず、飽きないように食べやすいものを選んで、焼いたり、蒸したり、シンプルに。蒲焼きやサラダ油漬け以外の缶詰、煮干しなどの乾物も活用しながら、魚は、毎食摂りたいものです。
職場裏庭の水仙
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