11/2(木)ダイヤモンド・オンライン 6:00配信

 電動化、自動運転、コネクテッド。11月5日まで東京・有明の東京ビッグサイトで開かれている東京モーターショーの見どころの一つは、この3分野への各社の対応だ。これらに強みを持つ自動車部品メーカーの存在感は今、急速に高まりつつある。モーターショーでも、業界の垣根を超えてしのぎを削る開発競争の一端が垣間見える。(週刊ダイヤモンド編集部 重石岳史)

 「得意とする電子・電動化技術を生かし、これから大きな成長分野となる電動化や自動運転の波に対応する事業を力強く推進していく」

 日立オートモーティブシステムズの関秀明社長は東京モーターショーでそう話し、電動化システムの3大基幹部品であるモーター、インバーター、リチウムイオンバッテリーなどの事業拡大に注力する方針を示した。

 日立オートモーティブシステムズは、総合電機メーカーである日立製作所の100%子会社で、車の中身を支えるメカトロニクス技術やソフト制御技術に強みを持つ。今年7月にはホンダと電動車両用モーターの開発、製造、販売を行う合弁会社を設立し、電動化シフトへの足場固めを進めている。

 車の自動運転に欠かせない基幹部品の開発にも注力する。今回の東京モーターショーでは、車が走行中に障害物をリアルタイムで検知する、世界最小クラスの遠距離レーダーを展示。これまで困難だった遠距離のミリ波を効率よく送受信できるようにし、車の前方200メートル、左右18度の検知性能を確保したという。2020年の製品化を目指す。

 三菱電機も電動化や自動運転、コネクテッドなどの事業強化を鮮明にする。これら三菱電機の最新技術を搭載したコンセプトカーが「EMIRAI4」だ。1999年の「OMNI1」から数えて14台目のコンセプトモデルとなるEMIRAI4は、ヘッドアップディスプレイ(HUD)上に車が進むべき道路や車線をAR(拡張現実)で表示する機能や、ドライバーの顔の向きや視線から脇見・居眠りを検知し自動運転から手動への切り替えを支援する機能などが盛り込まれ、まさに未来のモビリティを体現する。

 今回の東京モーターショーに出展する各メーカーのトップが口をそろえるのは「自動車産業がこれまでにない大きな変革期にある」という認識だ。従来型のエンジン車がEVに置き換われば、約4割の部品が不要になるとされる。特にエンジン周りに関わる部品メーカーには「生き残りをかけた戦いがこれから始まる」との危機感が強い。

 一方で電動化技術や半導体、人工知能(AI)などの強みを持つメーカーにとっては商圏を拡大するチャンスだ。国内外の電機メーカーやIT企業などは一気呵成に攻勢を強める。

 日本の製造品出荷額は2000年代以降、電機機械が韓国や台湾の台頭で衰退したこともあり自動車部品産業への依存度が大幅に増加した。素材を含めた就業人口は130万人に上り、日本の製造業は自動車部品産業の“一本足打法”というのが現状だ。その大黒柱が倒壊するような事態となれば、日本経済への打撃は計り知れない。

 100年に一度の大変革期に自動車産業は果敢に立ち向かうことができるのか。生き残りをかけた新時代の覇権争いが始まろうとしている。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171102-00147929-diamond-bus_all

 

<コメント>

EV化で恩恵を受ける企業、そうでない企業と大変革が起きるという記事です。まだ全貌が現れたわけではありませんが■■■■グループなど有望の見方です。

いっぽうで■■■■回りや■■■■■関連などは厳しそうです。

 

先駆的なイノベーター(2.5%)→初期採用者アーリーアダプター(13.5%)→初期多数派のアーリーマジョリテイ(34%)→後期多数派のレートマジョリテイ(34%)→因習派のラガード(16%)

 

アーリーアダプター+アーリーマジョリテイに電気自動車の時代は中国がなります。HVも次世代車の主役になれません。クルマのコンセプトが変わります。

 

次世代車のかたちを決めるのは中国です。なにせガソリン車が禁止されますので。ですので中国を敵にするべきではないでしょうね。もはや欧州や米国や日本の時代じゃない。安保で日米同盟べったりの日本は遅れていると言わざるを得ませんね。バランスを取ったほうがいい。中国が侵略してくるとか言っていると、やがてはピテカントロプスですよ。

 

 

 

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