上掲はユーロドルの月足チャートですが為替と日経平均が連鎖しているのは、あらためて言うまでもありませんので、ドル円に影響を与えているユーロドルが昨年から急落したことが日経平均の上昇の背景にあるわけですが、そのユーロドルが今後どう動くかに当塾はかねてより注目しておりまして、過去の動きを黄色線で描きましたが、これだけ突っ込んだ後は、だいたい買戻しが入っています。
ということはユーロ高ドル安に動く(かもしれない)わけで、となると円高に向かうわけですね。3月年度末から1ドル119円割れまで円高が進んだものの再び120円台に戻して円安待望派をほっとさせたのですが再び上値重く現在1ドル119円半ばまで押しております。
ドル高は続くのか、それともこれ以上のドル高はないのか。このへんが株式市場の目先、大変重要なファクターになっています。こういう重要局面ですので3月最後の週からそろそろマザーズが底入れに向かうかもしれませんと視点を移しているわけでありまして。今日の業種別上昇率で上位に並んでいるのが銀行や保険業、その他金融業、陸運業など内需関連であるのも為替の目先不透明さを避けてのものでしょう。
ちなみに新興市場銘柄でそろそろ底入れですよと、つぶやいた3銘柄、本日、特別買い気配で始まり、底入れ兆候。2489、3678、2491です。気になる配信をさせていただきました。当塾で最も力を入れている配信です。
さて話を元に戻すと、長期的な日経平均の回復に関しては、見方は変わっておりませんが、物色するセクターには注意しておく必要があるでしょう。ドル円が今後、円高ドル安に向かうのであれば当然、輸出産業は買いづらいです。
AIIBについて最近書いたのも、ユーロドルの長期トレンドから日柄的に転換期と見れなくもないため、その影響を軽視できないと考えたからです。早ければ6月利上げ説も巷間ささやかれていますが、材料織り込み済みということも、ありえなくもない話ですので。戻って再び落ちるのかもしれませんが。いや、むしろそっちの可能性のほうが高いでしょう。内需関連に注目しておきましょう。
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