こんにちは
人類は これまで ”数多くの失敗” を してきましたが・・・
それは ”同じ失敗” の ”繰り返し” であったとも 言えるのです。
前回の記事での 最後に・・・
“映像の世紀” の 動画を ご紹介しましたが・・・
今回の記事で ご紹介するものは・・・
第二次世界大戦での 終局である 1945年における・・・
世界各地での ”地獄さながらの状況” を 映像に収めた・・・
”映像の世紀 第5集 世界は地獄を見た” の ラストシーンです。
映像では 日本軍が 完全に劣勢になってしまった 結果での・・・
いわゆる “神風特攻隊” による・・・
アメリカの軍艦に突撃する 悲劇的なシーンがありました。
そこでは ”特攻隊員の遺書” が 紹介されていましたが・・・
戦争では 人間が ”ひとつの機械” として とらえられており・・・
それが ”戦争の現実” として 人間に 直面してくるのです。
そして 人間が ”機械” ならば・・・
”人間の命” も ”その程度のもの” と 扱われてしまいました。
特に 日本では ”捕虜” になることも 否定されたわけであり・・・
そこでは 自分自身が 最後に “機械” として・・・
敵軍に 攻撃して ”死ぬ” ことが 要求されたのです。
それこそが まさに ”最大の悲劇” であると 考えられます。
そして 次に 登場するのが・・・
ヒトラー率いる ナチスドイツの ”最後の瞬間” でした。
ナチスドイツの首都 ベルリンは・・・
1945年 4月に ソ連軍に 完全に包囲されて・・・
ベルリンは 総攻撃を受けて 壊滅します。
そして そこで 兵士たちが 目にしたのは・・・
ナチスの 最高幹部であった 宣伝省大臣の ”ゲッべルス” が・・・
家族全員を 道連れにして 自殺した 衝撃的な光景だったのです。
ゲッべルスは ヒトラーの 側近として・・・
最後まで ヒトラーのもとを 離れなかったそうですが・・・
ヒトラーが ドイツの敗北を 悟って 自殺した後に・・・
ゲッべルスも 自らの 行く末を案じて 家族とともに 自殺したわけです。
この 衝撃的な映像は・・・
ナチスの最高幹部として ”名声を上げた” 人物が・・・
戦争に ”敗北する” ことで その地位も 名誉も 失い・・・
最後には ”悲惨な姿” で その一生を 終えるという・・・
人生での ”厳しい現実” を 私たちに 訴えるものであるようです。
そして 1945年 5月に ドイツが 完全に降伏すると・・・
そこには ナチスドイツが 戦争中に行ってきた ”残虐非道の行為” の・・・
その ”決定的な証拠” も 明らかになったのです。
それが ”強制収容所” での・・・
ユダヤ民族や 他民族に対する ”虐殺の証拠” だったのです。
私は 初めて この番組を見たとき・・・
あまりの衝撃に 我を忘れてしまったことを 覚えています。
収容所には 屋外の地面の上にも 無数の死体が 散乱していましたが・・・
それは ほとんどが ”餓死” した 状態であり・・・
収容所では どれほど 残虐なことが 行われていたのか? を 推察するには・・・
それだけでも 十分すぎる 映像でした。
人間とは 同じ人間に 対して・・・
これほど ”残虐なこと” が できるものなのか?・・・
私自身 それまでの人生観が 変わってしまったような 気がしたのです。
そして その現場を見た アメリカ兵の証言が 紹介されていました。
”こんなことが ここで 起こるということは・・・
他でも 起こりうる ということです。
私にも そして 他の人たちにも・・・”
私は この言葉に・・・
”人間世界の現実” が 集約されていると 思いました。
ナチスドイツが スローガンとしていた・・・
”ドイツ民族の優越性” を 守ろうとしたが ゆえに・・・
他民族を “絶滅” しようと したことが・・・
この 人類史上での ”最悪の悲劇” の 原因でした。
しかし その悲劇は 第二次大戦だけでは 収まらず・・・
その後も アフリカや 東南アジアなどでも・・・
対立する 民族同士での ”虐殺” が 起こり続けました。
そして それは 現在 中東地域でも 起こり続けています。
つまり 人間が ”優越性” を 持つことによって・・・
このような悲劇は 今後も ”繰り返される” ことが 考えられるのです。
私たちが ”人間” として 生き続ける以上・・・
このような悲劇は ”再び起こりうる” ことが 考えられます。
それでは 私たちに できることは いったい 何なのでしょうか?
それは 人類が これまで 歩んできた “歴史” を 学ぶことで・・・
歴史における ”先人たちの失敗” を・・・
”自分たちの失敗” として とらえることです。
ナチスドイツによって 起こされた ”最大の悲劇” というものは・・・
今から ”わずか70年前” の 出来事でした。
つまり 私たちは その事実を・・・
”すぐにでも起こりうる悲劇” として 考えるべきであるのです。
”歴史は 繰り返す” と よく いわれます。
私たちは その意味を 改めて 考え直すべきです。
私たちは これまで 人類が起こしてきた・・・
さまざまな “悲劇” の その ”原因” を・・・
”歴史” から 学び直すことが 重要です。
幸いにして 現在の 私たちは・・・
さまざまな 映像などの コンテンツで・・・
正確に これまでの歴史を 知ることができます。
その一例が 今回ご紹介した ”映像の世紀” であったようです。
皆様も このような 映像資料などを 用いながら・・・
人間としての ”あるべき生き方” について・・・
改めて 深く お考えになってみては いかがでしょうか?