こんにちは わんわん



前回の記事での ”パース” の 後を 継いだのが・・・

アメリカの 学者であった ”ジェームズ” と ”デューイ” でした。星




”ウィリアム・ジェームズ(1842~1910年)” は・・・

アメリカの ハーバード大学での教授を 長年にわたって務めた 学者であり・・・

主に ”心理学者” として 活躍して・・・

その後 哲学でも 大きな業績を 残しました。

日本の ”西田幾多郎” や ”夏目漱石” たちも・・・ 

彼の思想の影響を 大きく受けていた と 言われています。得意げ




ジェームズは パースの 古い友人であり・・・

パースの思想を その 学問的な影響力で アメリカ国内に 流行させて・・・

アメリカの ”国民哲学” として 確立した と 言われています。本




ジェームズは パースの考え方を・・・

この世界での “真理” として 捉えることで・・・

それは 日常生活においての ”実際的な効果” を もたらすものと 考えました。

そして この ”実際的効果” という意味を・・・

”人間の心” に 及ぼす効果を 含めるべきである と 主張しました。ドキドキ




それにより もし 日常生活に ”有効” であるならば・・・ 

”新しい” とされる ”科学的真理” も・・・

”古い” とされる ”宗教的信仰” も・・・

同様に “真理” であると 論じたのです。星





つまり この世の “真理” とは・・・

人間の ”行動” の ”結果” を 考えて・・・

”問題解決” に ”役立つもの” が ”真理” であると 定義したのです。目 



  

このようにして ジェームズは ”有用性の観点” から・・・ 

”宗教的な信仰” と ”科学的・技術的な思考” を ”調和” させて・・・

”新しい人生観” そして ”新しい世界観” としての・・・

”プラグマティズム” を 整えてゆきました。本






そして ジェームズの あとを受けて・・・

”プラグマティズム” を さらに 発展させたのが・・・

アメリカの 哲学者・教育改革者・社会思想家であった ”デューイ” でした。星




”ジョン・デューイ(1859~1952年)” は・・・

”哲学” だけでなく ”教育” においても 深い関心を 示していました。ひらめき電球




彼は ”哲学” とは・・・

単に 理論だけで 終わるのではなく・・・

”教育という実践の場” で 理論の有効性が 試されなければならない と 考えました。

また デューイの思想は・・・ 

第二次大戦後の ”日本の教育” にも 大きな影響を与えたと 言われています。日本代表




デューイは 人間社会を・・・

”生物進化論” を 用いて 考えました。

そして ”人間” と ”環境” との 関係を 重視して・・・

人間は ”行動” によって ”環境との関係” を・・・

”調整” しながら 生きている存在であると みなしました。てんびん座




そして 人間の ”思考や知性” とは・・・

この ”環境との関係” を ”調整” して・・・ 

”人間の欲求” を 満足させてゆこうとする ”行動の一種” であり・・・

”思考や知性” とは 一種の “道具” であると みなしたのです。ひらめき電球





それゆえに デューイの思想は・・・

“道具主義” とも よばれました。

また このような機能を果たしている ”人間の知性” を・・・

“創造的知性” と よびました。目





デューイは このような考え方を・・・

”教育・倫理・芸術・政治” などの あらゆる分野に 当てはめることにより・・・

”人間性” と ”生活環境” を ”改善” してゆこうとしました。

デューイは こうして プラグマティズムの ”大成者” と いわれたのです。星





そして 第二次世界大戦の きっかけになった ”世界恐慌” の後では・・・

社会状況での ”不調和” が 現れてくると・・・

その ”調整の方法” を 模索することになります。 

そこでは もはや これまでの・・・

”自由放任” とされた ”個人主義” が 社会に 適応できなくなっており・・・

”個人主義” を ”新しく社会化” して ”新しく組織化” することで・・・

”社会調整” するという ”集合的個人主義” を 提唱しました。ひらめき電球



 

そして ”教育” においても・・・

”問題解決学習” を 中心にして 行うべきであると 主張して・・・

”子供の個性” を 伸ばすことを 目的にした・・・

”子供中心の教育” を 推進しようとしたのです。女の子男の子





つまり デューイの ”教育論” とは・・・

人間の ”自発性” を 重視する 教育を 目指したのであり・・・

人間の ”自発的な成長” を 促すための・・・

”環境” を 整えるのが 教育の役割 であると 考えたのです。目


   




これらの ”プラグマティズム” の 思想は・・・

現代の 日本社会でも その ”根底” に 息づいている 思想です。

それは ”第二次大戦後” の 日本社会において・・・

アメリカの思想が ほとんど ”強制的” に 導入された事実が あったからです。

しかし それは 決して 悪いことでは なかったのであり・・・

むしろ 日本社会の発展に 大きく貢献した 思想であったとも 考えられます。晴れ







しかし 果たして ”プラグマティズム” とは・・・ 

本当に 人類にとって そのすべてが ”有益” であると 言えるのでしょうか?

次回では プラグマティズムの その後の 展開と・・・

その思想に 隠れている ”問題点” について 考えて参ります。星