こんにちは
仏教の教えを 理解する上で
この ”四法印”(しほういん)を 理解する必要があります。
それは 仏教の教えの ”基本” になるものであり・・・
それを理解しないと・・・
今後 登場してくる さまざまな内容を 理解できないことになり
さらに 仏教で実践するべき 行動の意味も ほとんど 理解できず・・・
実践の効果も ”無くなる” ことが ありうるわけです。
宗教を 選択する上では・・・
”自分自身” で 十分に 考える必要があり
その宗教の ”教義” を 理解できなければ
その宗教の道を 進む意味は 無くなってしまうでしょう。
それゆえに これから 書かれる内容を・・・
ご自分の ”これまでの経験” と 照らし合わせて
本当に 共感できるかどうか? を ご確認ください。
”四法印” とは・・・
仏教の 4つの ”印章” というべき
目印ともなる 基本的な 考え方のことです。
仏教の研究者の中には そのうちの 3つを選び・・・
”三法印” とする ことがあります。
いずれにせよ 仏教では・・・
これらの内容を 理解することが 大前提になりますね。
その内容は・・・
1・一切皆苦 (いっさいかいく)
2・諸行無常 (じょぎょうむじょう)
3・諸法無我 (しょほうむが)
4・涅槃寂静 (ねはんじゃくじょう)
の 4つです。
まず 第1の ”一切皆苦” とは・・・
”人生の現実” を 表しており・・・
この世のすべては 苦である という意味です。
”四苦”(生老病死) の 苦しみと・・・
それに加えた ”八苦” として・・・
愛別離苦(あいべつりく) ・・・親・兄弟・妻子など愛するものと 別れる苦しみ。
怨憎会苦 (おんぞうえく)・・・恨み憎む人に 会う苦しみ。
求不得苦(ぐふとくく) ・・・求めているものが 得られない苦しみ。
五陰盛苦(ごおんじょうく) ・・・五蘊(ごうん)に 執着することから生じる苦しみ。
などが この世に存在していると されています。
これらが いわゆる “四苦八苦(しくはっく)” と いわれるものです。
そして 最後にある 五蘊(ごうん) というのが・・・
蘊(うん)は 諸存在を構成する 物質的・精神的な ”五つの要素” で・・・
”色(しき)・受・想・行・識”・・・を 表します。
色とは・・・物質的な存在のこと。 つまり ”人間の肉体” のことです。
受とは・・・外部からの 刺激を受けて ”感覚する” 心の働きのことです。
想とは・・・感覚に基づいて ”考える” という 心の働きのことです。
行とは・・・人間の ”行為” を 生み出すような 心の働きのことです。
識とは・・・以上のことを統一して ”識別をする” 心の働きのことです。
これらの言葉は 仏教でよく用いられるもので
覚えておきたい 言葉ですね。
そして 第2の ”諸行無常” とは・・・
この世の すべての存在は 常(つね)ならず・・・
つまり 物事は ”絶えず 変化している” という この世の ありさまですね。
たとえば 美しい ”虹” などを見ても・・・
その 美しさも やがて ”霧散する” ことが いい例ですね。
そして 第3の ”諸法無我” とは・・・
その中の ”我” というのは・・・
もともとは 宇宙を支配する ”絶対者” の ことです。
そして この宇宙には ”神” のような ”絶対者” は いない ということが・・・
この ”諸法無我” の 意味なのです。
つまり この世界には ”絶対的” は ありえない ということは・・・
すべてが ”相対的” である という 意味になります。
それは すべてのものは ”相関している” ということであり・・・
その ”構成要素” が ”複数” あるいは ”無数” に ”関連している” のです。
具体的には ”物質の構成要素” は ”原子・素粒子” であり・・・
それらは 互いに ”さまざまに結びつく” ことで ”さまざまな物質” に なっています。
これが ”無我” という言葉の 本質的な意味です。
つまり この考え方が 仏教での 特徴的な 考え方であり・・・
”空(くう)” や ”縁起(えんぎ)” という考え方も そこから 導かれます。
そして 第4の ”涅槃寂静” とは ”ニルヴァーナ” とも 呼ばれ・・・
上の 3つの真理に 目覚めることで 開かれる・・・
人生の ”究極の理想” とされる ”平安の境地” を 意味します。
以上のことが 仏教での ”基本的な教え” であり・・・
まず この ”4つの事柄” の 内容を 理解して・・・
自分自身で 十分に ”納得する” ことができれば・・・
そこで 仏教での ”スタートライン” に つけることになります。
仏教では・・・
“修行” における ”ブッダの教えの実践” が 何よりも 重要ですが・・・
その ”本質” を 理解しなければ 全く 意味はない・・・と 思われます。
今後も 仏教の教えについて さらに 重要な内容が 続きますが・・・
皆さまの ご自身のお考えと 照らし合わせながら お読みください。
次回の記事では・・・
ブッダの教えの中でも 極めて 重要とされる・・・
”縁起(えんぎ)” という 言葉について 考えてゆきます。
仏教の教えを 理解する上で
この ”四法印”(しほういん)を 理解する必要があります。
それは 仏教の教えの ”基本” になるものであり・・・
それを理解しないと・・・
今後 登場してくる さまざまな内容を 理解できないことになり
さらに 仏教で実践するべき 行動の意味も ほとんど 理解できず・・・
実践の効果も ”無くなる” ことが ありうるわけです。
宗教を 選択する上では・・・
”自分自身” で 十分に 考える必要があり
その宗教の ”教義” を 理解できなければ
その宗教の道を 進む意味は 無くなってしまうでしょう。
それゆえに これから 書かれる内容を・・・
ご自分の ”これまでの経験” と 照らし合わせて
本当に 共感できるかどうか? を ご確認ください。
”四法印” とは・・・
仏教の 4つの ”印章” というべき
目印ともなる 基本的な 考え方のことです。
仏教の研究者の中には そのうちの 3つを選び・・・
”三法印” とする ことがあります。
いずれにせよ 仏教では・・・
これらの内容を 理解することが 大前提になりますね。
その内容は・・・
1・一切皆苦 (いっさいかいく)
2・諸行無常 (じょぎょうむじょう)
3・諸法無我 (しょほうむが)
4・涅槃寂静 (ねはんじゃくじょう)
の 4つです。
まず 第1の ”一切皆苦” とは・・・
”人生の現実” を 表しており・・・
この世のすべては 苦である という意味です。
”四苦”(生老病死) の 苦しみと・・・
それに加えた ”八苦” として・・・
愛別離苦(あいべつりく) ・・・親・兄弟・妻子など愛するものと 別れる苦しみ。
怨憎会苦 (おんぞうえく)・・・恨み憎む人に 会う苦しみ。
求不得苦(ぐふとくく) ・・・求めているものが 得られない苦しみ。
五陰盛苦(ごおんじょうく) ・・・五蘊(ごうん)に 執着することから生じる苦しみ。
などが この世に存在していると されています。
これらが いわゆる “四苦八苦(しくはっく)” と いわれるものです。
そして 最後にある 五蘊(ごうん) というのが・・・
蘊(うん)は 諸存在を構成する 物質的・精神的な ”五つの要素” で・・・
”色(しき)・受・想・行・識”・・・を 表します。
色とは・・・物質的な存在のこと。 つまり ”人間の肉体” のことです。
受とは・・・外部からの 刺激を受けて ”感覚する” 心の働きのことです。
想とは・・・感覚に基づいて ”考える” という 心の働きのことです。
行とは・・・人間の ”行為” を 生み出すような 心の働きのことです。
識とは・・・以上のことを統一して ”識別をする” 心の働きのことです。
これらの言葉は 仏教でよく用いられるもので
覚えておきたい 言葉ですね。
そして 第2の ”諸行無常” とは・・・
この世の すべての存在は 常(つね)ならず・・・
つまり 物事は ”絶えず 変化している” という この世の ありさまですね。
たとえば 美しい ”虹” などを見ても・・・
その 美しさも やがて ”霧散する” ことが いい例ですね。
そして 第3の ”諸法無我” とは・・・
その中の ”我” というのは・・・
もともとは 宇宙を支配する ”絶対者” の ことです。
そして この宇宙には ”神” のような ”絶対者” は いない ということが・・・
この ”諸法無我” の 意味なのです。
つまり この世界には ”絶対的” は ありえない ということは・・・
すべてが ”相対的” である という 意味になります。
それは すべてのものは ”相関している” ということであり・・・
その ”構成要素” が ”複数” あるいは ”無数” に ”関連している” のです。
具体的には ”物質の構成要素” は ”原子・素粒子” であり・・・
それらは 互いに ”さまざまに結びつく” ことで ”さまざまな物質” に なっています。
これが ”無我” という言葉の 本質的な意味です。
つまり この考え方が 仏教での 特徴的な 考え方であり・・・
”空(くう)” や ”縁起(えんぎ)” という考え方も そこから 導かれます。
そして 第4の ”涅槃寂静” とは ”ニルヴァーナ” とも 呼ばれ・・・
上の 3つの真理に 目覚めることで 開かれる・・・
人生の ”究極の理想” とされる ”平安の境地” を 意味します。
以上のことが 仏教での ”基本的な教え” であり・・・
まず この ”4つの事柄” の 内容を 理解して・・・
自分自身で 十分に ”納得する” ことができれば・・・
そこで 仏教での ”スタートライン” に つけることになります。
仏教では・・・
“修行” における ”ブッダの教えの実践” が 何よりも 重要ですが・・・
その ”本質” を 理解しなければ 全く 意味はない・・・と 思われます。
今後も 仏教の教えについて さらに 重要な内容が 続きますが・・・
皆さまの ご自身のお考えと 照らし合わせながら お読みください。
次回の記事では・・・
ブッダの教えの中でも 極めて 重要とされる・・・
”縁起(えんぎ)” という 言葉について 考えてゆきます。