オーナー経営者とサラリーマン経営者の違い | あるがままに

オーナー経営者とサラリーマン経営者の違い

オーナー経営者とサラリーマン経営者の違いについて少し書きます。

オーナー経営者の特徴は、野性味だと思います。
オーナー経営者は、ゼロからビジネスを興します。
私もゼロからビジネスを興しました。
全てがはじめての状態です。

やることの殆ど全てがはじめてな状態でビジネスを進めて行くのがオーナー経営者です。
ジャングルに飛びこんで行くようなものですから、野生の勘が生き残る上で必要となります。
野生の勘が無いなら、もしくは身につけられないなら、ジャングルで確実に死にます。
つまり廃業です。
オーナー経営者の多くは一年以内に廃業に追い込まれ消えていきますが、一年以上経営を続けているオーナー経営者はその生き残りですから、数々の試練の中で野生の勘のようなものを身に付けます。
少しずつ、直感部分が研ぎ澄まされて行くのです。
「今ここで、この手を打たないとヤバイことになる」だとか「これに手を出したら会社が潰れる」だとか、そういう事が直感的に分かるのがオーナー経営者です。
この野生の勘を十分に鍛えられなかった人達が、廃業に追い込まれて行きます。

オーナー経営者との比較でいうと、サラリーマン経営者には野性味がありません。
ジャングルの中で生きるか死ぬかのサバイバルゲームを経験してないので、野生の勘が身についていないのです。
オーナー経営者を数年くらいやっていると、ワイルドさが身についてくるのですが、サラリーマン経営者にはそれがありません。
オーナー経営者とサラリーマン経営者を並べるて見ると分かります。
サラリーマン経営者は育ちが良さそうで品があります。
一方オーナー経営者は、一見すると育ちが悪そうに見えたりします。
また一癖も二癖もあるような風貌の人も多いです。
あやしく見える人もオーナー経営者に多いです。
しかし、修羅場は潜っているので実戦ではメチャクチャ強かったりします。
オーナー経営者には、その人自身が「私は経営者ですよ」と名乗らない限り、「経営者」に見えない人が多いです。
私もその一人です。
「経営やってます」と言わないと、経営者だと分からないようです。

「オーナー経営者は、経営者に見えない」。
「サラリーマン経営者は、経営者に見える」。
これが違いだと思います。
喫茶店で貴方の隣に座っている大した事なさそうな人が実はとんでも無いやり手の「オーナー経営者」である事はよくあります。
その人が口を開けば一発で経営者だと分かりますよ。
経営用語がバンバン出てきますから。
しゃべる内容と見た目との間のあまりのギャップに拍子抜けするかもしれませんが、それがオーナー経営者です。