連闘について補足 | 矢作厩舎オフィシャルブログ「よく稼ぎ、よく遊べ!」Powered by Ameba

連闘について補足

先ほど渋ちゃん(渋田助手)が
連闘について書いてくれていたが
先週たまたま連闘で2勝と結果が出た(笑)
ちょうどいいので
僕からもこの件について少し話しておこう。

渋ちゃんが書いてた通り
出張馬房の申し込みなど
連闘にむけて早い段階から
準備をしていることもあるが
これも全てスタッフのみんなが
僕の考えをわかっていて動いてくれているから。

そして、連闘できる一番の要因は
前週のレースの疲れを取れるように
スタッフが馬に十分なケアをしてくれていることだ。
僕はスタッフにとても感謝している。

それとこの際なので
一言いっておきたいのだが
「連闘」という日本語も
僕はおかしいと思っている。

土日開催の中央競馬だと
翌週使うと中5,6日
翌々週だと中12,13日。
そこに大きな違いはあるのか?

自著でも書いたが
オーストラリアでは
トライアルを使ってから中3日で
本番のレースに臨むこともある。
周りは連闘について大きく取り上げるが
僕はそんなことにとらわれていないし
そもそも連闘が特別という概念がない。

「連闘で大丈夫ですか?」
と聞いてくる人もたまにいるが
当然馬の状態優先で考えている。
レースを使った後の状態をみて
叩いたことでもっと走れると思えば
連闘は非常に楽しみな挑戦なのである。

ちなみに我が厩舎はこれまで通算で123勝を挙げているが
たしかそのうち16勝が連闘であったというデータがある。
率にして1割5分に近い数字だ。
さらに連闘での単勝回収率も150円を超えるそうだ。
我が厩舎は出走回数も非常に多いので
それを考えればこの数字も驚異的だという。

ファンの皆さんには
今後も矢作厩舎の連闘について
注目してほしいところだ。

さて、今週はダービー。
ホースマンにとっては
誰もが手にしたい夢の舞台だが
凱旋門賞、ドバイ、キングジョージを
目標にしている僕としては
正直ピンときていないというのが本音だ。
開業2年目にスーパーホーネットで
初めてダービーに臨んだが
それ以降ダービーに出走させていない。

これから先ダービーに挑戦する機会が増えれば
もっとダービーに対しての興奮や
勝ちたい欲求が高まるのかもしれないが
今年はなんといってもその翌週の安田記念。
去年の安田記念、マイルCSのときは
レースが近づくにつれて食も細くなったし
夜も眠れない日が続くほど緊張した。

しかし、今回は強敵が2頭いておそらく3番人気。
気楽な気持ちで強い相手を負かしに行きたいと思っている。
ホーネットはいたって順調にきている。
ダービーもいいけど
来週の安田記念も楽しみにしててください。