今日もアンパンマンマーチをBGMに出勤しとります。
”愛と勇気”以外にも少しだけ友達のいる営業Yです。



とあるところで悪意のないこんな意見をいただきました。

「ウェディングドレスの価格って高すぎないか?どんな基準なの?そもそも基準あるの?」


この疑問に、お恥ずかしながらすぐ納得してもらえる説明が出来ませんでした。
非常におはずかしい。。
漠然とした考えは常にありますが、それをアウトプットする意識がなかった。

時間をおいてその方に話した内容を、自分用にまとめてみます。


まず最初に言えることは、
【価格基準は・・・ありません!】
メーカーが小売価格を決めているものではないし、業界で価格基準を話しあう場も全くありません。
それぞれのドレスショップが、信念に基づいて価格を決定してます。
ウチも当然そうです。(僕はほとんど決めてません。。)

ただ、もう一つの疑問「ドレスは高い?」について、3方向から分析してみます。


①市場的な要因
最初っから無機質な話かもしれませんが、ウェディングドレスの市場が小さいので価格が上がります。
だって、一生に一回ですよ!?
多分犬の着ぐるみやシャアの軍服より頻度低い。。
都会の仙台市ですら年間4000着・・・
だから大量生産なんか絶対できないし、職人さんの手作業に依存してます。
職人さんが手作業するんですから、素材や工程にも妥協はありません。
その結果導き出される価格が「高い」と見えることもあるでしょう。


②総合商品としての要因
「ウェディングドレス」はそれを着るだけでは成立しない特殊な衣裳です。
それに合わせる小物や状況に応じた着こなしがあります。
最良の状態で着るためにはボディーメイクや所作の訓練も必要です。
それらをサポートするのは「ドレスコーディネーター」であり、
ドレスはコーディネーターが情報を付加して初めて「ウェディングドレス」になりえます。
コーディネーターは初めて花嫁様に会った瞬間から結婚式当日まで、
長い方では1年以上も心を砕いて様々なコーディネート提案をしたり、
所作のアドバイスをしたり、
ときには結婚に対する花嫁様の不安をお聞きしたりもします。
ドレスショップのレンタル価格にはコーディネーターの提供する「安心」が含まれているんです!
 *ネットでもドレスを売っていますが、ショップのものよりぐっと安いですよ
実際に花嫁様とコーディネーターのやり取りを見ずして「価格」だけをみると高く感じるのかもしれません。


③「高い」という概念
要因分析ではなくなってしまうのですが、そもそも「高い」と感じる方は何に対して「高い」と感じているのでしょうか?
ネットや情報誌で安いウェディングドレスを見たからなのかな?
まさか普段着と比べてないですよね?
「1回しか着ないのに」ではなくて「1回しか着れない」のです。
その唯一のチャンスに価格を重視してしまうことを、多くの方の意見を聞いた立場で言わせて頂くと、、
おススメしませんビックリマーク

人は人生の終盤を意識する頃になって、「良い人生」だったかを振り返ります。
人生の価値は残したお金ではなく、周囲の方に残る想いの量ですよね?
そんな人生において最も華やかな舞台、結婚式で着るドレスの価格、

私は高いとは思わないのですビックリマーク


久々の衣裳屋さんっぽい内容にちょっと戸惑う営業Yでしたあせる

$Y's Bar-ff