はじめまして。
 このたび弁護団に加入いたしました、弁護士の國松里美と申します。
 去る5月2日、八木さんと初めて接見をして来ました。

 東京拘置所に行くのも初めて、八木さんとお会いするのも初めて、の初めて尽
 くし。
 東京拘置所は小菅駅から徒歩五分程度ですが、緊張のせいか妙に長く感じられ
 ました。

 当日は連休前だったためか、面会希望者が多く、
拘置所一回待合室が混雑して
 いました。
 そんな中、松山さんと三浦さんと待ち合わせて面会室へ。
 やはり立会有りの30分とのことです。
 立会について抗議するも,依然として聞き入れられず・・・。

 松山さんと三浦さんとともに面会室に向かいました。
 八木さんは,会うやいなや待ってましたとばかりに「國松先生だね,こんにち
 は!」と,アクリル板ごしにハイタッチ。私も嬉しくなって「こんに ちは!
 宜しくお願いします!」と言ってアクリル板ごしに八木さんと手を合わせまし
 た。
 アクリル板が挟まっていましたが,八木さんの体温が感じられた気がしました。
 八木さんの,弁護団員一人一人に対する期待をひしひしと感じました。

 思えば,八木さんが逮捕されたのは私が高校生のときです。
 それから10年以上,八木さんはとらわれの身なのです。
 しかも,言われなき理由で。

 人の身体の自由を奪うためには,よほどの理由がなければなりません。
 そして,その「理由」が誰にとっても説得的でなければならないのです。

 新人弁護士ではありますが,八木さんの自由を取り戻すために,精一杯頑張り
 ます。

 今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

 國松里美