可能性というもの論、その12。
ひとつ前のその11はこちら
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私の台詞は母親に届いたのでしょう。
Sくんは私の授業はもちろん、算数の授業もほぼ休まず、
宿題もしっかりこなして出席してきました。
はじめこそ成績はひどかったのですが、
私の解き方にクラス全体が慣れたころ、快進撃が始まります。
夏休みが終わるころ、国語の偏差値が50台に急伸しました。
算数は50台に乗せたところですから、
2科目でも50台に乗せたのです。
更に、秋の間も快進撃は止まらず、
見る見るうちに60台に。
冬休み前にはとうとう70直前まであがりました。
こうなるとむしろ算数のほうがネックになり、
60台そこそこまでしかあがらなかったために、
2科目で60台前半というところへ。
・・・・・・とはいえ、偏差値40以下から60台前半ですから、
もうBセミナーでも話題は彼の話が中心に。
八木橋もいったいどんな授業をしているんだと、
こそこそ見に来る講師続出。
いやいや、そんな特別なことはしてませんて。
前にも書いたとおり、国語は文中に答えがあるボーナスステージです。
漢字とかは覚えないといけませんけど。
他にAちゃんという女の子もいました。
彼女も国語の偏差値40ちょいから、60台に乗せていました。
親は名門のS心に入れたいんだそうで。。。
冬休み。運命の時がやってきます。
その13に続く。