そういうわけで、中村文則さんの芥川賞受賞作を読んでみた。トークで「作品の世界観は暗いのに、普段の自分が明るいのは、暗いことで、ひとに迷惑をかけるのはやめようと思ったからだ」と言ってらしただけに、本当に暗かった。主人公は壮絶な少年時代を過ごしていて、彼の心の中で、数時間のうちにおきる変化が、小説の見所なの。
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こういう構成の本読むと、これのラストシーンを思い出してしまう。
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主人公を追い込む人物、寄り添う人物が登場するけど、小説だから、感情のせめぎ合いはない。頭の中で起きていることをだけを追う。小説って、個から個へ寄り添うものなんだなぁ。でも、作り手から受け手への発見というか、発明というか・・・。提示は映画と舞台、小説、どれにもにも存在する。


昨日はバレンタインとホワイトデーが同時にやってきた。私がプレゼントした焼き菓子と、私が買ってもらった生菓子。お店のひとがリボンの色を変えてくれた。

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