綺麗な満月を見ると、東京工芸大学のディレクターズディレクションライブの榎戸監督の言葉を思い出す。大学の学生さんが書いた脚本で、マンションの2DKのスタジオセットが舞台なのだが、監督の演出はラストシーンがベランダでカップルが満月を見上げるシーンで、スタジオ内で月光の照明を作っていた。

監督は「気持ちをちゃんと作ってから、台詞を言いなさい。芝居ってのは、台詞を喋っているときじゃない。台詞の前と後が芝居をやるとこなんだから」と言っていた。