松山市住宅情報館会長日記 『自分以外はお客様』

 

  最近は土日に出勤しない日がある。一歩下がって自分を見つめる機会にもなっている。私達の仕事は接客を伴うサービス業である。接客で大事なことはお客様に好かれなければならない。初対面の人と仲良くなる方法は①笑顔②褒める③相づちを打つことだと言う。お客様は大きな声で明るくお迎えしなければならない。『いらっしゃいませ!』私は日ごろから声を大きく出せと言っている。声が小さいのはお客様を歓迎していない扱いとなりお客様を受け入れない事になる。真面目な顔がいけない。真剣な顔は真面目な顔になり冷たい表情を創る。私は社員に対して真面目な顔で接してきたのではないだろうか。

 

  ステークホルダーの中には社員も含まれている。社員に対してはお客様ではないと思っていたので偉そうに言ってしまう。経営と言う面から見たら、社員はお客様と同じくらい大事な存在なのだ。社員を見る時、親の心になってしまい上から目線になっている。家族や社員に対しては褒めてやりたいことがあっても口にせぬことが多い。私は社員には常に高みを求め褒め下手だったと思う。そういう意味では自分自身何歳になっても人格的に成長していない。

 

  私は社員達に対して自己中で自分勝手な扱いをして来た。サラリーマン会長になってみて別の角度から自分を見つめることが多くなって気付いた。今後はお客様である社員に対して①笑顔②褒める③相づちを打つことに努力したいと思っている。遅きに失してはいるが社員は大事な客人であることに気付いた。