企業の生き残る確率


今月末で今期も終わります。会社は創業24年目に入っています。34歳で家主になり38歳で創業しましたから家主になってから27歳です。かっては会社の寿命は30年と言われていた平均寿命に近付いています。しかし、その後グローバル化、ネットワーク化が進み、商品とマネーが世界中を駆け巡る時代となりました。世界を舞台にした激烈な競争時代に入いりました。もはや企業の寿命は30年どころか、10年は確実に切ったと見られている。


日経ビジネスの調査では、時価総額というマーケットからの評価尺度をもとに企業の寿命を調べた結果、日本企業で約7年、米国企業で約5年という結果となったそうです。別の統計でも会社の寿命については、起業から1年で4割、5年で6割、10年で8割が倒産廃業すると言われてます創業してもすぐに廃業する企業が如何に多いかと言う事です。この市場が収縮する時代では創業は出来ないということです。


それに反して人が60歳まで生きる確率が90%以上と言われ、それに反して会社が60年生存する確立となるそうです。60年間でほとんどの会社が消滅し社員は生き残ることになる。そう考えると人生の中では誰でも倒産廃業を経験し、リストラや失業を経験することになる。リストラや失業は当たり前で経験する時代になったと言うことです。


当社は10月で今期も終わります。今期も色々ありました。証券化していたSPC7棟の解体、シュロス日銀前の売却、三番町支店の開設、歴史的出来事が多かった年です。経営上の怪我や病気をしながらもお蔭様で何とか生き延びています。企業の寿命も人間の寿命と同じで、放置しておけばすぐに衰退します。無理は良くないが、甘やかしてもいけない。ここまできたら100歳を目指して如何すれば長生きできるか、考えながら経営をしなければならないと思っています。