今まで出会ってきたクリエイターやアーティストのなかで作品に対してのビジョンやイメージの明確さは群を抜いていた。
自分の描きたい世界観に対して妥協せず白黒がはっきりしていて的確に指示ができる。そしてそんな世界観を共有しているみんながワクワクドキドキ出来る。
ペコちゃんの頭の中を想像することがとても楽しかった。
きっと彼女な中で全てが繊細に描かれていてそのディテールの細かさに触れるたびに心が揺さぶられた。
どんなジャンルでもビジョンのはっきりしている人たちに出会うと異常に興奮する。
心が気持ち良く挑発させられる素敵な出会いだった。
彼女を初めてテレビで見たときに一緒にいた母に、
”この子、なんだかすごいね。何がすごいかうまく説明できないけどなんかすごいよね。”
その時は漠然と言っていたけれど、あの時になんで自分がそんなことを言っていたかとてもはっきりした。
確かに目の前で見た彼女はとてつもなく声もお顔も可愛いし、おしゃれで、性格も魅力に溢れている。
ただテレビの人気者では収まらない内なる力強さを感じた。そしてその力強さがとても女性的で品がよくしなやか。
強さに柔らかさを感じるとても素敵な女性。
そしてこんなことを言うのは恐縮なのだが、なんだか作品を人物像から入る制作方法が自分と似ているなと感じた。
その世界に生きるキャラクターの性格や思いや感情やシチェーションを想像しながら作品に落とし込む。そのキャラクターを具体的にビジュアル化するプロセスがとても楽しかった。
ペコちゃんにたくさんインスピレーションや刺激をいただける現場だった。
彼女の描いたカリフォルニアの太陽の下のキラキラした世界は、かつて渡米前に憧れたアメリカそのものだった。
実際、渡米して長年生活し、良くも悪くも現実の世界になってしまったアメリカがまた彼女との出会いを通して私の中で改めて夢いっぱいの世界に蘇ってカラフルに輝きだした。
素敵な機会に、素敵な出会いに本当に感謝。
彼女の産み出す世界がこれからも本当に楽しみ!!
制作の様子は4/10 "Rの法則"生放送にて!