★ Kドクターからの年賀状 ★

 

 

年賀状の抽選が行われました。いつも切手シートが3~4枚当たるくらいです。

 

ところで、一番上のお年賀状は、夫がお世話になった病院のK先生から頂いたお返事です。

夫の直接の主治医ではありませんでしたが、病棟の責任者として、朝夕患者を励ましてくださったのです。

「おはようございます。今日もがんばりましょう」と朝。

「お世話様でした。明日もよろしくお願いします」と夕方。

 

 

当初まだ意識がぼんやりしていた夫。

「毎日見舞いに来てくれる人がいるんだが、誰だ?」

 

「おとうさん。お医者さんだよ。東京の有名な大学病院で立派な研究をされていたの。

でも、激務でね、お父さんと同じ病気で倒れられたの」

「ほ~」

「そしてね、ものすごいリハビリを重ねられ、回復なさって、医師としての使命を全うしようと、ここへ来てくださったんだよ」

「ほ~」

 

 

 

↑ 退院半年後

 

それまでは辛いリハビリを「今日はやらない」と渋った事もあった夫。

この日以降は、上肢・下肢・言語各1時間のリハビリを毎日頑張り、主治医から

「広告塔にしたいほどの回復です」との太鼓判。

 

リハビリ療法士さんがたも(高齢者だから、緩く)とせず、リハビリ後は1階から3階までの階段を登らせるなど一生懸命でした。あのプログラムがあったから、今があります。

脊柱管狭窄症も患う夫には苦しいリハビリでしたが、K先生のお姿から心に決めたことがあったのでしょう。

 

少し足を緩く運びながら、院内を歩かれるK先生の後ろ姿を目にする度に、感謝と先生ご自身のご健康を祈る気持ちが湧きます。