空間 | yabeya

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木のモノ
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空間


イヤー
めっきり秋めいてまいりました~

今日なんかね奥さん

朝ガクブルしながら「コレ長袖でよくね?」とか思いながら通勤したのに昼間背中触ったら何かヌルっとしましたよ。
ヌルっと。





orz





まあそんな事はさて置き

空間

ということですが


亜空間にヒキズリコメ~!!!

の宇宙刑事ギャバン的なアレではなくてですね
(解らない人はスルー!)



住宅における空間というやつ



よくある謳い文句に


天井高2.7m!!!

なんてのがありますよね。



まあ一昔前に建った住宅の標準が大体2.4mくらいが多かったんだけど


2.7mだと30センチ高いワケだけど


だから何?


その三十センチは何に使うんでしょうか


電灯かえるのに届きにくくなるだけじゃないんでしょうか


そもそも天井が高いほうがいいなんてのは背の高い外人さんならいざ知らず

日本人なんてどんなに高くても2Mこえるひとなんて滅多にいないデス


でも高いほうが開放的じゃん!

て思うかもしれませんが


中途半端に高い天井てのは間伸びした空間になり

最初はよくても飽きがくる。


アレは高ければ明るいし広く感じるという錯覚に陥らせる孔明の罠


ならばいくらならいいんだと思うだろうけど


今の家は全部屋2.7mとか

アレがもうオカシイ。

部屋てのは本来用途に応じて臨機応変に空間構成すべきだとおもう。


どの部屋も同じ天井高だとそれこそ空間にメリハリがなく飽きやすくなる。


和室は低く、リビングは開放的に

寝室は落ち着いた空間で

とそれぞれをわけて考える事が必要

photo:01



勿論天井高だけでは空間構成はできない。

開口部の取り方や建具の付け方。

様々な要素が絡み合い一つ一つの部屋ができる。


天井が低くても開口部を広く取れば部屋は広がりを感じる事ができる。


逆に天井ばかり高くて開口部が少ないとなんだか間の抜けた様な空間になりかねない。


そして何より天井高が中途半端に高いと建物の外観にも影響がでる。


最近の家は外観のバランスなんざ全く考えずに天井高上げてそのまんま建てちゃうから鼻のしたのばしたガンダムみたいな外観の家になる。


階高を抑えて軒を出せば引き締まった表情の家になる。

正面から見て伸びた軒先が窓の上端にくるぐらいが一番引き締まったフォルムの家になると東京の著名建築家が言っていた。


ハウスメーカーもCMにでてくるのはそういう引き締まった表情のモデルルームなのに建てる家は鼻の下伸びガンダムハウス。


ノーズロングガンダム


なんかカッコいい名前になった…!!!





真のデザインとは


あらゆる要素を含んだ性能である


ヤスカディオ・サーン


photo:02