塗料
塗料と言っても木材保護塗料であることはこのブログを欠かさず愛読している懸命な読者ならすぐわかるだろう。
ペンキを木に塗る人がいるがあれは最も木に良くない。
ペンキ自体の毒性がどうこう言うよりもペンキは木の表面に膜を作ってしまい木が呼吸できなくなってしまう。
調湿効果は勿論無くなるし割れなどが入るとそこから湿気が入ったら逆に抜けなくなり木は腐るだけとなる。
安価で手軽に塗れる利点はあるが木にとっては相性が最悪の塗料と言える。
単に塗料と言っても今や恐ろしい程の種類の塗料がある。
しかもここ数年で自然塗料と名の付く塗料は爆発的に増えた。
これもやはり自然素材ブームのおかげというべきか
しかし
選択肢が多いことは逆に
何が本当に良いのかわからなくなる場合が多い。
自然塗料はドイツ製塗料が多いが最近は国産塗料も相当な数がでてきている。
日本だとキシラデコールが有名だけどこれは自然塗料じゃない
人体に問題はないとされてるけど実際どうなのか解らないし、刺激的な匂いは結構する。
ただ塗りやすさと耐久性は結構評価が高い。
そしてキシラデコールは水性だけど自然塗料と名の付くモノは油性が多い。
こういった塗料は膜を作らず木に浸透して保護する
木は呼吸できる
スーハースーハー
有名どころではオスモ、リボス、アウロ、ブラネットなどなど
天然の亜麻仁油等がメインの成分でカラーの場合はそれに天然の顔料が入っている。
だがbutしかし!
この自然塗料というのも怪しいモノで本当に100%自然のモノなのか?
という珪藻土とかと一緒の様な疑問が残る。
有名な某自然塗料メーカーは100%では なくなった らしい。
名前が売れてから品質を落とすとはなかなかの詐欺商売だ。
また自然塗料なのにうすめ液にシンナーを使ったりする業者もいるから何が自然なんだかわからない。
また自然塗料と言っても人によっては塗ってたら気分が悪くなったりする場合もある。
ならばどの塗料を使えばいいのか?
それは勿論
先人に習えだ
亜麻仁油や荏胡麻油、桐油などは昔から使われてきた木材保護塗料だ。
また、柿渋、弁柄等もある。
日本には昔から使われてきた塗料がある。
別にメーカーの出す塗料を無理に買う必要はない。
柿渋や弁柄や墨、その他の顔料だけ買って色付けし
亜麻仁油や荏胡麻油で塗膜を作れば十分すぎる程の塗装の完成になる。
勿論それがめんどくさい人はメーカーの塗料を使えばいいが本番前に試し塗りしてテストしてみることをオススメする。
また柿渋と天然油を混ぜた塗料もネットで結構安く買える。
オススメだ。
更に最近はガラス塗料と言って……
いやまあそれは長くなるからいいか……