みなさんは喪主ってしたことありますか
いつかは一度くらい経験することもあるかもしれない・・・
そんな感じかと思います。
先月参加した「終活カウンセラー勉強会」の時にグループで簡単な意見交換がありました。
最初の質問は・・・
あなたは何処で自分の最後を迎えたいですか?というものでした。
私の考えは・・・
「とても漠然としていますが、できるだけ自宅で過ごし家族が訪問看護などでも大変になった時には病院に・・・」
家族にあまり世話をかけないで済むようにというものでした。
私が発言したその時、
「最後は家族で世話するのが当たり前です、家族に面倒をかけたくないって言っている人ほど結果的には一番面倒をかける人なんです。」
と、言い切った方がいらっしゃいました。
私、二の句が付けませんでした。
私に「最後の世話をするのは当たり前です」って言ったのはこの方です!
初めて喪主になる人のための親を心から見送る葬儀ガイド/三村麻子
この本を書いた三村麻子さんです。
その後も他の方の話もありましたが、私は三村さんの話をもっと聞きたいと思いました。
こういう葬儀のガイドブックは初めて読みました。
三村さんの葬儀に賭ける思いがちりばめられています。
心を込めた葬儀=高い料金ではなく、余裕をもって探しておく、元気な時にこんな葬儀がいいなと話があれば今は決して無理なことはないのだということがわかりました。
家族葬というこじんまりした葬儀が流行っているようですが、亡くなられた方の意思や趣味などを反映した心のこもった葬儀は必ずしも金額とは違うところにあるのだと本を読んで思いました。
形式ではなくちゃんとお見送りのできる時間、感情を込めることのできる時間・・・大事ですね。
この本は「ガイド」でもありますが、最後の看取りを通して家族のあり方や、命のリレーの大事さを訴えています。
命の看取りという時間をゆっくり大事にするには、こんな葬儀社さんがいいというのを漠然とでも決めておくといいですね。
「縁起でもない!」なんてことはありません。
最期の時間を大事にするためなのですから、むしろいい時間の使い方です。
心を込めた葬儀をオーダーメードで考えてくれる小さい葬儀社さんもお勧めです。
ローズヒップ